子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「良いコーチに出会えた」長男sayサッカー成長の振り返り44(2022.10)

2ヶ月前から隣街のクラブチームに移籍した長男say(小学5年生)。そのチームの学年担当コーチがとにかく良い。さすが、プロコーチと言った感じです。

コーチの経歴は、まだ詳細を聞いていませんが、ブラジルに渡りプレーをしていたことがあるとのこと。日本だけでなく、世界を知っているというのは信頼感が違いますね。

(長男sayは、サッカーを始めた少年団ではサッカー先進国の外国人コーチ、フットサルチームでも元Fリーガーのプロコーチに教わっているので本当に恵まれています)

 

今回は、長男sayが出会ったコーチの特性や指導を思い起こし、良いコーチの条件とは何かを考えながら近況を振り返ってみたいと思います。

 

 

(1)スタート期(幼稚園)「とにかく楽しませる」

長男sayが初めてサッカーを教わったコーチはヨーロッパのサッカー先進国出身の外国人コーチ。小学校の同級生である親友Nのお父さんで、サッカー少年団のコーチをやってくれていました。

欧米の外国人らしく、日本人独特の体育会気質のようなところは全く無く、とにかく子供達を楽しませる、サッカーを好きにさせることがとても上手なコーチでした。サッカースタート期にこのようなコーチに出会えたこともあり、長男sayもサッカーが誰よりも大好きになってくれました。

強豪チームにありがちな暴言が飛び交う怖いコーチ、時代錯誤な価値観のままのおじいちゃんコーチなどの一癖あるコーチと合わず、スタート期にサッカーをやめてしまう子も少なからずいると思うので、お子さんが繊細であれば、この時期のチーム選びはコーチの特性をしっかりと見極められることをお勧めします。

サッカースタート期における私のお勧めコーチ像は、言葉遣いが丁寧であり、子供達に楽しい時間を提供するエンターティナーのようなコーチです。

 

(長男sayが最初に出会ったコーチについては、過去の記事をご覧ください)
  ↓  ↓  ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 

 

(2)低学年「正しい基礎技術を身につけさせる」

小学校低学年で最も大切なことは、高学年頃から本格的に取り組むチーム戦術を体現できるだけの個人技術を養うことです。この個人技術が一定レベルに至っていないと、チームの迷惑になるため戦術トレーニングに入っていけない、ひいては試合に出れないことになるため、この時期の過ごし方は本当に大切です。

しかしながら、小学生低学年の子供達に正しい基礎技術をきっちりと教えられる、身につけさせれるコーチは、なかなかいないというのが個人的な感想です。これはコーチの力量不足という面もあると思いますが、基礎技術は一朝一夕に身につくものでなく、反復練習を本人がやり続ける必要があるからです。

私の意見としては、技術力向上に定評があり毎日反復練習を繰り返すようなチーム以外では、チーム練習だけで基礎技術を十分に習得することは難しいものだと認識して、親が自主練のサポートをしてあげることが良いと考えています。

小学生低学年の子供が1人で、地味な反復練習をやり続けるというのは、無理がありますからね。そして、効率的に上手くなるためのメソッドを親がしっかりと学び、廻り道をさせないことも肝要です。

我が家の場合は、パパが檜垣さんの利き足にこだわった指導方法をDVDやブログで学び、パパが付き合いながら基礎技術の習得に努めました。

ですので、直接的なチームコーチではないですが、さながら長男sayにとってこの時期の師は、檜垣さん+パパと言ったところでしょうか。

(勿論、基礎技術はこの時期で終わりではなくずっと続いていくものですが)

 

(檜垣さんの利き足にこだわった指導やパパコーチの様子は、過去の記事をご覧ください)
  ↓  ↓  ↓

 

(3)高学年「チーム戦術を落とし込む」

冒頭に、長男say(小学5年生)が、 移籍したクラブチームのコーチがとにかく良いと書きましたが、何をもって良いと言っているかというと、毎試合、 チーム力が上がっている(チームプレーとして出来ることが増えてきている)ことが、 はっきりと分かるからです。
「MTM」という言葉がありますが、Match Training Match(試合-練習-試合)をセットで考え、試合で見つけた課題を練習で取り組む→ その成果を試合で確認し更なる課題を見つけていくループを繰り返す、そのプロセスが巧みなのです。課題発見→練習メニュー検討、 習得させるというスキルは、サッカーという競技への深い理解や子供たちに効率よく落とし込むための経験がものをいうので、これぞコーチの腕の見せ所です。
長男sayは、主にトップかトップ下を任されていますが、 攻撃時のアイデアや守備時のプレスのかけ方など、随分引き出しを増やしてもらっているようです。
小学生高学年における私のお勧めコーチ像は、MTMが巧みで、 チーム戦術を落とし込むことに長けたコーチです。但し、チーム戦術が強制的で子供たちの自由な発想や判断の主体性が失われていないかどうかは気をつけておくべき観点です。
 
(高学年で移籍したチームで出会ったコーチは、過去の記事をご覧ください)
  ↓  ↓  ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 


 

(4)プロを目指すなら「プロのメンタリティーを教える」

一方で、時代の要請から最近は厳しいコーチが減ってきている印象はありませんでしょうか。(会社でもパワハラ根絶の動きから一昔前に比べて随分スマートな上司が増えてきたことを実感しています)

厳しけれは良いと言うことでは無いのですが、プロになれば(世間に出れば)、完全実力主義、弱肉強食、また、理不尽もまかり通る世界となりますので、自身の経験を基により高いレベルに行っても通用するメンタリティを教えてくれるコーチは貴重ではあります。

我が子を逞しくしたいのであれば、崖から突き落とすような気持ちで、本人の成長のために心を鬼にして厳しくしてくれるスパルタコーチにあずけるのもありかもしれませんね。

長男sayは、元プロのコーチから、厳しい口調でしこたま叱られたり、試合に出してもらえない、遠征メンバーから外されるなど、何度も心が折れそうな時がありましたが、その分その環境を乗り越えることによって、逞しさもでてきたような気がします。

やめていくチームメイトも多いので、皆にはお勧めできませんが(笑)

 

(長男sayの出会ったコーチは、過去の記事をご覧ください)
  ↓  ↓  ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 

tokotonpapa.hatenablog.com

 

 

さて、上記のように、私は年代によって大切なもの、身につけるべきものが変わるので、良いコーチの条件はタイミングにより異なるように感じています。当然、コーチは万能ではありませんので、全ての要素を兼ね備えていないかも知れません。その際は、お子さんの年齢や目的を考え、適したコーチを探す、親がその役割を肩代わりするのが良いでしょう。

子供達の成長に影響力が大きいコーチ選びの参考となれば幸いです。

 

【教訓63】 

・年代によって大切なもの、身につけるべきものが変わるので、良いコーチの条件はタイミングにより異なる。

・サッカースタート期では、言葉遣いが丁寧であり、子供達に楽しい時間を提供するエンターティナーのようなコーチが良い。

小学校低学年で最も大切なことは、高学年頃から本格的に取り組むチーム戦術を体現できるだけの個人技術を養うこと。チーム練習だけで基礎技術を十分に習得することは難しいものだと認識して、親が自主練のサポートをしてあげると良い。効率的に上手くなるためのメソッドを親がしっかりと学び子供の上達の廻り道をさせないことも肝要。

小学生高学年では、MTMが巧みで、 チーム戦術を落とし込むことに長けたコーチが良い。但し、チーム戦術が強制的で子供たちの自由な発想や判断の主体性が失われていないかどうかは気をつけておくべき。

より高いレベルに行っても通用するメンタリティを教えてくれるコーチは貴重。本人の成長のために心を鬼にして厳しくしているスパルタコーチにあずけるのもありかも。