子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「ついに低身長外来へ」 長男say成長の振り返り115(2026.4)

これまで何度もブログで書いてきたが、長男say(14歳)は典型的な「晩熟タイプ」。しかも、早生まれ。
 
小さい頃からとにかく身体が小さく、サッカーではずっと苦労してきた。
 
中学3年生となった今では、敵味方ともに大人顔負けの屈強な身体なのにも関わらず、こちらは小学生の延長みたいなサイズ感。
 
良い判断をしても、最後は身体で潰される。競り合いでは吹き飛ばされる。あと一歩でレギュラーを掴めない。
 
技術や運動量では戦えていても、ここまで“フィジカル差” があると壁は想像以上に大きい。
 
それでも私は、「晩熟型だから大丈夫。そのうち一気に伸びる」と、本人にも言い続けてきた。
実際、日本代表の名選手にも同じような境遇の選手は何人もいるし、そう信じていた。
 
しかし――。
想定していた時期を過ぎても、なかなか“ 成長期らしい急激な伸び”がやって来なかった。
 
 
(1)なかなか来ない成長期
長男sayの身長は毎年5cm程度の伸びなので、推移はだいたいこんな感じだ。
小6春 135cm
中1春 140cm
中2春 145cm
中3春 150cm
 
もちろん少しずつは伸びている。
しかし、一般的な男子に見られるような「一年で10cm以上伸びる急成長(PHV)」が、 一向に来ない。
1年前は、もうとっくにPHVに入っていると思っていたがそのよ うな兆しがない。
 ↓ 
(過去の記事をご覧下さい)
 
 
本人も不安だったのだろう。ある日、長男sayの方から言ってきた。
「一回、病院で診てもらいたい。」
 
これまで「そのうち伸びる」と言われ続けてきた本人が、一番不安だったのだと思う。
晩熟タイプの子は、身体だけでなく精神的にも苦しみやすい。
周りがどんどん大人になっていく中、自分だけが取り残されている感覚。スポーツをしていればなおさらだ。
 
そして我が家は、ついに「低身長外来」 のお世話になることになった。
 
(2)低身長外来へ
お世話になったのは、市内にある小児科。低身長についても専門的に診てくれる病院だ。
初日は以下のような検査だった。
 
・身長測定
・問診
・血液検査
・レントゲン検査
・思春期発達の確認(睾丸の測定)
 
診察の結果、思春期発達の状況からは「思春期に入り始めた段階」 とのことだった。

 

安心したのが、手のレントゲン検査。
骨端線(成長する軟骨部分)が閉じていると、これ以上の骨の伸びは期待出来ないのだが、長男sayのはかなりくっきり残っていた。
しかも、骨年齢は実年齢より約2年遅れ。
 
先生が説明してくれたのだが、手の骨は成長とともに少しずつ形成されていくらしい。
ところが長男sayは、同年代なら見えているはずの骨の形成が、まだかなり未成熟な状態だった。
その瞬間、以前歯医者で言われたことを思い出した。
「乳歯から永久歯への生え変わりかなり遅いですね。」
 
もしかすると、全部つながっているのかもしれない。身体全体の“成長時計”が、人よりゆっくり進んでいる。そんな印象だった。
 
(3)成長ホルモン検査
二回目は、成長ホルモンの検査だった。
成長ホルモンは夜間に多く分泌されるものらしく、昼間は少ない。そこで、薬を飲んで昼間に分泌を促し採血する。その数値で、成長ホルモンが正常に分泌されているかを見る。
 
結果は――
基準値14程度に対して、長男sayは30前後。
しっかり分泌されていた。
つまり、現時点では「成長ホルモン分泌不全」の可能性は低いとのことだった。
 
もし、
・身長が−2SD以下
かつ
・成長ホルモン分泌不全
であれば、保険適用で治療対象になるらしい。
 
しかしsayは、ホルモン自体は正常。
先生の見立てとしては、「高い確率で“体質性思春期遅発” でしょう」とのことだった。
 
簡単に言えば、“成長期がかなり遅いタイプ”ということ。
 
もちろん、将来どこまで伸びるかは誰にも分からない。
それでも、「まだ伸びる余地がある」
そう分かっただけでも、親としては少しホッとした。


現時点では経過観察。
次回診察までに、急激な伸び期に入っていれば問題なしとのことだった。
 
 
もちろん、不安がゼロになったわけではない。
サッカーの世界では、身体の小ささは確実にハンデになる。でも、長男sayは、小さい頃からずっとその壁と戦ってきた。身体が小さいからこそ、考え、工夫し、技術を磨いてきた。


U15のトップリーグにおいても、小さな身体にも関わらずこれまでゴールでチームの勝利に貢献するなど、何とか食らいついている。
 
もし、この先、本格的な成長期が来たなら――。
今まで積み上げてきたものが、大きな武器になるかもしれない。
 
焦らず。
腐らず。
積み上げ続ける。
それが晩熟タイプに必要な力なのだと思う。

「リフティングの効能」 次男sail成長の振り返り31(2024.12~2026.3 )

サッカーの練習で、昔から必ずと言っていいほど行われるもの。それがリフティングだ。
サッカー少年なら誰もが一度は挑戦する、いわば“基本中の基本” 。
ただ、子どもにとっては地味で退屈に感じることも多い。
 
しかし今回、次男sail(小学3年生)がリフティング1000回を達成したことで、改めて感じたことがある。
リフティングは、単なるボールコントロールの練習ではない。
子どもの成長そのものを映すトレーニングなのだ。今日は、その軌跡を振り返ってみたい。
 
(1)5回から始まった挑戦
最初からリフティングが得意だったわけではない。むしろ最初は、かなり苦手な方だった。
これまでの記録を振り返ると――
 
2024年12月28日 5回
2025年1月19日 13回
2月19日 9回
 
たったこれだけしか出来ない状態だった。
しかし、練習を継続することで少しずつ回数は伸びていく。
 
3月23日 40回
5月11日 21回
7月12日 31回
 
ここまでは、いわゆる“普通の小学生の成長”という感じだった。しかし夏以降、少しずつ変化が見え始める。
 
8月30日 134回
9月21日 138回
12月14日 456回
 
そして――2026年3月8日 1000回達成。
 
振り返ると、右肩上がりの単純な成長ではない。下がったり、停滞したり。それでも、諦めずただ、コツコツ積み上げていった結果だった。
 
(2)リフティング大会
1000回を達成したのは、チームの「リフティング大会」。しかも一発勝負。
 
仲間たちが見守る中、静かにボールを蹴り上げるsail。
200回。
300回。
500回。
このあたりから周囲の空気が変わってきた。
「もしかして1000いくんじゃないか?」
そんな雰囲気の中、本人は淡々と続ける。
余計な動きもなく、リズムよくボールを触り続ける。
 
そして――1000回達成。
本人はまだ余裕がありそうだったが「今日はここまででいい」とストップさせる。
1000という区切りもあるし、ちょうどいい終わり方だった。
ただ、この記録は本人のだけのものでなく、もう一つ大きな意味があった。
 
それは、チームの仲間たちに“できる基準”を示したことだ。
1000回という数字は「遠い世界」ではなく「努力すれば届く世界」だと証明した。
子どもたちの目の色が少し変わったように見えた。
 
(3)本当の成果
もちろん、リフティングは回数を競うためのものではない。しかし、回数が伸びる過程で明らかな変化があった。
 
まず一つ目は、ボールタッチの向上だ。
試合中のトラップ、ドリブル、キック。
ボールの扱いが確実に柔らかく、正確になってきている。

5回は5回のボールタッチ。
100回は100回の、1000回は1000回のそれが表れる。
 
やはり基礎の積み重ねは裏切らない。
リフティングで培った感覚は、プレーの質につながっている。
 
そして二つ目は、集中力の向上だ。
実は次男sailには、ADHDの傾向がある。
一つのことに長く集中するのが苦手で、気が散ってしまうことも多い。
 
リフティングは一度落とせば終わり。また最初から。この単純でシビアなルールが、結果的に集中力を鍛えるトレーニングになった。

ボールだけに意識を向け続ける時間。
それを毎朝繰り返すことで、少しずつ“集中する力” が育ってきたように感じる。
 
そして三つ目。これが一番大きいかもしれない。自信だ。
sailは、マイペースで、ちょっと変わっている。友達にからかわれることも少なくないタイプだ。
しかし、「自分にはサッカーがある」。 そう思えるものが一つあるだけで、子どもの表情は変わる。
 
リフティングは数字と言う客観的な尺度で上手い下手を測ることが出来る。

技術以上に、自分に自信を持てたことが何よりの成果かもしれない。
 
次の目標も決まっている。
・インステップ
・インサイド
・アウトサイド
・もも
・つま先(ちょんちょん)
・胸
・頭
この8種類のリフティングを一度も落とさず30回連続。
 
そしてさらに――
次回からsailは、 左足だけで大会に参加することになっている。難易度は一気に上がる。
 
それでも、ここまで積み上げてきた彼なら、
また新しい景色を見せてくれるだろう。
親としては、楽しみに見守るだけだ。

C級ライセンス ― 父も挑戦する理由

子どもが本気になったとき、親はどうあるべきだろうか。


次男sail(小学3年生)が、朝練を始めた。
あのマイペースで、気分屋で、スイッチの入りどころが難しかった彼が、自分の意思で、毎朝ボールを蹴るようになった。

長男say(中学2年生)は、小さな身体ながらも懸命にレギュラーを掴もうと努力をしている。


その姿を見たとき、私はふと思った。
「自分は、どれだけ本気で向き合っているだろうか」と。
そこで決断したのが、JFA公認C級コーチライセンスの取得だった。
これはただ資格を取るためだけではない。
父として、指導者として、もう一段成長するための挑戦だった。

(1)学び直すという決意
C級ライセンスは、小中学生年代を指導するための資格だが、プロの指導者を目指す第一関門でもあるため決して簡単なものではない。

約10日間、朝から晩までみっちりと組まれたカリキュラムをこなさないといけない。


プレー原則。
戦術理解。
トレーニング理論。
コーチング法。
これまで“経験”に頼ってきた部分を、一度ゼロから体系的に学び直す機会でもある。


受講者の顔ぶれは多彩だった。
元Jリーガー。
現役大学生。
中学、高校のサッカー部顧問。
クラブチームの指導者。
フィジカルトレーナー。
それぞれが、それぞれの想いで集まっていた。


私はその中で、少しだけ場違いな気持ちを抱えていた。週末、小学生相手にサッカーを一緒に楽しんでいるただのボランティアコーチ 。


元アメフト選手とはいえ、現役を退いて久しい40代後半。

 

それでも、ここに来た理由はひとつ。
子どもたちに、より良い指導を届けたい。
そのために、学び直す覚悟を持った。


(2)衰えと向き合う時間
講習は、想像以上にハードだった。
座学だけでなく、実際にプレーしながら学ぶ形式。
攻撃の原則を体感し、守備の原則を実践する。
開始早々、身体の現実を突きつけられた。

足が思うように動かない。切り返しが遅れる。回復が追いつかない。

初日には軽いぎっくり腰。毎回の筋肉痛。
首や肋軟骨を痛め、呼吸すら苦しい日もあった。

若い頃の自分のイメージと、今の自分とのギャップ。正直、悔しかった。


でも、逃げたくはなかった。
子どもに「努力しろ」と言うなら、自分も努力する姿を見せなければならない。
講習の帰り道、痛む身体を引きずりながら思った。
衰えは、言い訳にならない。
ここから、また積み上げればいい。
気づけば、家で体幹トレーニングを始めていた。
次男sailがリフティングをしている横で、私は静かに筋トレをしている。

(3)本当に得たもの
講義では、サッカーを“構造”として学んだ。

 

なぜ幅を取るのか。
なぜサポート角度が重要なのか。
なぜ奪った瞬間が最大のチャンスなのか。
すべてに理由がある。


さらに、グループでトレーニングメニューを作成し、指導の実践をし、評価される。
「何を伸ばすのか」
「試合につながるのか」
「子どもが主体的になれるか」
これまで感覚で行っていた指導に、明確な“基準”ができた。


そして修了日。
家に帰ると、息子が聞いてきた。
「どうやった?受かった?」


その目は真剣だった。
まるで自分の挑戦のように。

「受かったで」
そう伝えると、彼は全力で喜んでくれた。


後日、息子がぽつりと言った。
「パパも頑張ってるもんな。」
その一言が、何よりの修了証だった。

C級ライセンスは、単なる資格取得ではない。
それは、親として、指導者としての姿勢を問い直す時間だった。


子どもが夢を追うなら、親も挑戦し続ける。
子どもが努力するなら、親も努力する。
背中で示すこと。
それが、何よりの教育なのかもしれない。

 

息子が日本代表を夢見るなら、その隣で、一番本気で応援できる父でいたい。
そして、一緒に成長していきたい。
サッカーは、子どもの夢の舞台であると同時に、親の成長の舞台でもある。
この挑戦は、まだまだ続いていくと思っている。

「小さな戦士」成長の振り返り長男say114&次男sail30(2026.2)

我が家の子供たちは、長男say(中学2年生)と次男sail(小学3年生)ともに早生まれ(2月後半)&晩熟タイプということもあり、チームで一番のチビである。


サッカーで体格の大小は身体能力の高低に直結するため、チビは圧倒的に不利となる。そんなサッカー選手としては恵まれない2人が、今月の同じ日に大奮闘してくれた。今日はそんなお話です。
 
トップリーグの第二戦。ピッチに上にひと際小さな選手(長男say中学2年生)が立っていた。
150cmそこそこのFWに相手チームの大きなDFがマークにつくと身長差がありすげて違和感すら覚えるほどだった。
しかし、試合が始まれば驚きのプレーを披露する。
 
ファーストプレーで、 グラウンダーの縦パスを利き足アウトでビタ止めしたかと思うと、すぐさま駆け上がるサイドへ展開。
流れるようなボール運びをみせ期待感が高まる。その後も、味方からの縦パスを相手DFに体を当てられる前にダイレクトで落としたり、タイミング良い展開でチャンスメイクをしていく。ボール離れがよくボールロストがほとんどない。
「ひ弱なFWでも、DFに体を当てられないポジショニングやプレー選択で十分やれるんだ」というプレーを見せてくれた。
 
長男sayを経由する攻撃が機能している。そうなると守備のターゲットが彼になっていく。
それが分かっていたのか?
マークするDFが食いついたチャンスを見逃さず、タイミングよく裏抜けしキーパーと1対1をつくる。
そしてキーパーよりも先にボールを触り、 無人のゴールにボールを流し込む。喉から手が出るほど欲しかった先制点を彼があげた。
 
ついこの間まで、完全なBチーム扱いで試合にすら出れなかった選手が、トップリーグの大切な公式戦で先発出場を果たしゴールという結果まで残した。
ホント、小さく鈍足のFWが技術と駆け引きで勝負するお手本なよ うなプレーに、我が子ながら感心してしまった。
 
試合結果としては、その後追いつかれ1-1の同点で終わったが、フル出場でチームに貢献してくれた。
 
 
長男sayが奮闘したその日、弟の次男sail(小学3年生) もカップ戦で躍動していた。
次男sailも同じく早生まれで体がチームで一番小さいのに加えて、発達障害の傾向が見られてサッカーにはむかないだろうと
諦めていた部分もあったのだが。それが、ここ数ヶ月で激変する。
もともと、とにかく足が速かったのだが、J下部スクールの選抜クラスへの合格が決まり「やる気スイッチ」が入ってからというもの、急激に実力をつけていった。
得意のドリブルをさせればスルスルっと相手DFを抜いていく。この日も4ゴールでカップ戦優勝に貢献。MVP受賞の活躍だった。
 
 
兄弟で同じFW、体が小さなところまでは似ているのだが、 二人のタイプが全然違うから面白い。
長男sayが技術とサッカーIQで勝負するのに対して、次男sailはスピードと本能で得点を取ってくる。
 
この日は我が家の小さな戦士達が、家族を本当に楽しませてくれた。
これからもこんな日がたくさんあれば良いな。 そんなささやかな幸せを感謝する一日となった。

「どん底まで落ちたらあとは上がるだけ③」長男say成長の振り返り113(2025.12)

前回からの続きです。
 
(7)底を打つ
長男sayは、第二次性徴期の成長ピークがまだ到来していないので、いずれフィジカル差は追いついていくとは理解している。
しかしながら、それがいつになるのか。
ジュニアユース最終学年となる中学3年生の大切なシーズン中にある程度フィジカルが追いついて、試合に絡めるようになれば良いのだが。この時期を逃すと、トップリーグ高円宮杯など数ある真剣勝負で得られるはずの経験値が積めなくなる。
何とか間に合って欲しい。それが本音だった。
 
長男sayは、早い子であれば第二次性徴期に入る小学5年生からこれまでずっとフィジカル差がどんどん広がっていき、チーム内の序列が下がっていった。それが変わらず繰り返されてきたので、本当にその終わりがあるのだろうかと疑心暗鬼になっていた。
しかし、年末にかけて底を打った感があった。

本人はそんな自覚は無かったようだが、長年彼を見続けている私には少しの変化でも気づく。
 
「あれっ?少し戦えるようになっている。」
「守備の強度が上がっている。」
「ボールキープできる回数が増えている。」
フィジカル面の強化が感じられるようになっていたのだ。
 
おそらく中学2年生の終盤に差し掛かると、普通の子供達は、身長の成長率が緩やかになってくる。一方、長男sayはこれから始まろうとする時期で急なものとなる。ついに成長率が逆転したのだと思う。
 
 
 
(8)逆襲の狼煙
そんな感覚を持ちながらも確信なく迎えた2025年最後のトレーニングマッチ。驚く光景を見ることとなった。
 
長男sayは変わらずBチーム扱いなので1本目のゲームは出場なく2本目からの出場。
2本目は1本目のメンバーがほぼそのまま残り、長男sayが加わった形だった。
対戦相手は、なかなか良いチームで1本目は0-3で負け。しかし、2本目は彼が出場すると明らかに流れが良くなり1-0で勝ってしまう。
 
FWで出場していたが、効果的なチェイシングで守備を活性化させチームを生き返らせる。強度も高い。
攻撃面でもワンタッチプレーを効果的に使い、 チャンスメイクをする。ボールキープの場面でも吹き飛ばされない。
ボールを簡単に失わないので、彼を経由して攻撃を組み立てる形が展開されていた。
1本あった決定的なシュートシーンを決めていれば完璧な内容だったが、惜しくもそれは力が入り過ぎ左に外してしまったのだが。
それでも、これまでとは全く違う存在感を示す。3本目以降も、彼の気が利いたプレーがチームの中で際立っていた。
 
ゲーム終了後、コーチからべた褒めされたそうで、長男sayはご満悦な表情だった。
 
「あのピッチの中で俺が一番上手かった。」
そんなビックマウスが飛び出すくらい手応えを得たようだった。
 
そこから、年末年始のお休みに入ったので、それが本物だったのかどうか分からない。
それは新年のお楽しみなのだが、逆襲の狼煙は上げられたような気がする。
 
仮にマグレで無かったとしてもすぐさま逆転をすることは難しいかも知れないが期待感はある。
2月から始まるトップリーグに少しでも試合に絡めるように。そして春から夏にかけての中学年代集大成の時期にチームの中心に入れるように。
 
そんな願望を抱かざるを得ない。

晩熟の反転攻勢。2026年はそんなハッピーな記事を書けることを期待しています。

 

どん底まで落ちたらあとは上がるだけ 完〜

「どん底まで落ちたらあとは上がるだけ②」長男say成長の振り返り112(2025.12)

前回からの続きです。旧年中にこのシリーズを完成させるつもりでしたが間に合わず、年を挟んでの投稿になります。

前回の内容はもう忘れたと思いますので、過去の記事をご覧になってからお読みください。

tokotonpapa.hatenablog.com

 

 

(5)運は引き寄せるもの

我が家から車で2時間はかかる試合会場まで長男sayとロングドライブ。この試合に勝てば予選通過が決まる大事な試合だった。そして、後半、前日の予告通り、長男sayの出番がやってきた。

 

公式戦のガチ試合では、長男sayの出場は少し違和感を感じてしまった。やっているメンバーもそのように感じるのか彼にボールは中々やってこない。やっとボールに触れても、何とかアピールをしようと強引に行き過ぎてボールを奪われる。普段から試合に出れる状況であれば、もっとシンプルにそして効果的なプレーを選択するのだが、焦りからから回るパターン。

せっかく普段の取組み姿勢を評価され出場が出来たのに何も結果を出せずに終わってしまうのか。そんなことが頭をよぎる中、終盤に差し掛かり、チャンスが訪れる。味方MFがサイドをえぐり、触ればゴールが出来るという優しさの塊のようなパスを入れてくれた。本当に”ごっちゃんゴール”。

それで気を良くした長男sayは、その後、生き生きとプレーをすることが出来ていた。

 

それを見ているだけで涙が出てくるような感じだったんだけどね。

試合終了間近、またしても幸運が。味方のシュートがゴールバーにあたり、そのボールをキーパーがこぼしたところに、長男sayの走り込んでいた。押し込むだけの2点目のゴール。

 

実力的には試合にすら出れない状況だったのに。普段の練習態度を評価され試合に出場できた。それがあったからこそ1得点目に繋がった。そして、そんなミスが起こる確率なんて低いと分かっていても最後まで詰めることを怠らなかったからこそ、2点目が舞い込んできた。

 

つくづく、運は引き寄せるものだと感じた。

試合終了後のクラブのインスタに2得点の彼の名前が記録されたのが眩しかった。

 

 

(6)フィジカル差

内容はさておき公式戦で結果は残した。しかし、次の決勝トーナメントでは、また出番は回ってこなかった。

「結果を残しても出れないのか。。。」と長男sayは嘆いていたが、フィジカル差がありすぎてやっぱり大事な試合にはまだ出せないということなんだと私は理解した。地道に実力をつけながら、少しずつでも結果を残し評価を上げていくしか方法はない。

 

そのような、もがき苦しんでいる最中、自信を取り戻すことができる試合が訪れた。過去のブログにも記載したが、長男sayは早生まれなので1学年下のルーキーリーグに出場できる資格を有しており、出場のチャンスが巡ってきたのだ。1学年下になるとフィジカル差がさほど変わらないレベル(正確に言うと、中学1年生の中でもフィジカル的には見劣りするが、何とか戦えるレベル)になるので、彼本来持っているの実力を発揮しやすくなる。

 

私はルーキーリーグの試合を見て確信した。長男sayは攻撃面では、非凡なセンスを有している。なぜなら、描いているビジョンが他の選手と次元が違うように感じたからだ。

ピッチを掌握しているというのかな。広い視野で敵味方を把握し、指示を飛ばし見方を動かし効果的なパスを供給し続ける。それもピッチ外から見てる私も驚くような場所へピンポイントパスを。

まるで、日々お手本として何度も見続けているイニエスタのようなプレーだった。

 

やはり彼は、サッカー自体は上手い。フィジカルで圧倒される相手にはそれが十分に発揮できないだけである。フィジカル差が追いつけば、必ず凄いプレーヤーになれる。長男sayもコーチ陣もきっとそう思ったはずである。

 

つづく

 

 

「どん底まで落ちたらあとは上がるだけ①」長男say成長の振り返り111(2025.12)

本日は2025年の締めくくりとして、長男say(中学2年生)の現状について記録していきたい。

前回の記事で、長男sayは晩熟の影響でポジション変更を余儀なくされたことを記載した。(詳しくは、過去の記事をご覧ください。)

    ↓   ↓   ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 

その後も苦難はつづく。彼のサッカー人生で最も悔しい時期と言っても過言ではなかった。

 

(1)Bチーム

彼はこれまでBチームといったものを味わったことが無かった。

サッカーを始めた小学校の少年団ではエースでチームの王様。その後プロを目指して移籍したクラブチームでは、身体は小さかったが技術とインテリジェンスを磨き、何とかFWでレギュラーを務め、県ベスト4まで輝いた。

ジュニアユースに上がってからも、晩熟の影響が更に大きくなり、どんどん苦しさは増していったが、何とかAチームには入っていて、試合には必ず出場できていた。

それが、中学2年生の秋以降、完全にBチーム扱いとなり、公式戦では1秒も出場できないことが続いた。

「周囲とのフィジカル差は歴然。何もできない。」

「いてもいなくても一緒。」

「自分が必要とされていないということがこれほどにも悲しいものなのか。」

そんなことを初めて痛感させれた時期だったと思う。

 

(2)トレセン落選

更に追い打ちをかける。小学5年生から選出してもらっていた市トレにも落選。

プロを目指すチームメイトのみならず、ごく普通の中体連のサッカー部に所属する選手にすら負けてしまう現実を思い知らされる。

多少技術が高いとか、視野が広いとか、もうそんなことは何ともならないフィジカルの差。大人と子供の戦い。

自分以外の子が全員成長期に入りたくましさを増しているのに、自分はいつまでたっても子供のまま。もうほとほと嫌気をさすような日々だった。

 

私自身も晩熟の厳しさを綴ったどんぐり君パパのブログで、中学2年生が最も苦しい時期と記載されていたことを思い出し、本当にそうだったんだと実感することになった。

 

(3)試合には来なくても良い

長男sayはいつになっても自分のプレイをみて欲しい子供だった。それが、この時期からは、「どうせ試合に出れないので来なくても良い」と言い出した。

ジュニアユースの公式戦は、車でも2時間近くかかるような遠いところが会場となることが多い。現地集合現地解散が原則なので、試合に1秒も出れないとなると送迎をして貰うことも申し訳ないと思うようだ。

自分と同じような出場機会がない友達と電車とバスを乗り継いで試合の応援に出かける。そして帰ってきて「今日も1秒も出れなかった」とつぶやく。

 

更につらいことは、自分が1秒も出れないなか、1学年下の有望選手がバンバン試合に出る。この先もずっとこのような状況が続くのではないかと思ってしまう。いつ心が折れてもおかしくない状況だった。

 

(4)取組み姿勢

それでも、長男sayの凄いところは決して諦めないんだよな。誰よりも意識高く練習に取り組む。サッカーが本当に好きで、中学校のサッカー部の顧問に「朝練だけさせて欲しい」と自分で交渉し練習できる場所を確保してくる。さらに自分に足りないところを見つけて自主練も加える。最近はキックの精度・威力を高めたく、左右のシュート1万本を目標に蹴り込んでいる。筋トレ、食トレ、けが予防のストレッチ。睡眠時間もしっかり確保しながら、学年でもトップレベルの成績をキープしている。それも、高校、大学と強豪チームでサッカーをするためだ。

本当にサッカーに全てを捧げるような生活を継続していた。

 

そんな中、公式戦の前日の練習で、コーチが長男sayに「明日は出場させることを考えている。」と伝えてきたそうだ。長男sayの取り組み姿勢が素晴らしい。チームメンバーに見習って欲しいとのメッセージだったようだ。

 

つづく。