子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「悲願の成長期到来か!」長男say成長の振り返り116(2026.10)

「ついにこの時がやって来た」かも知れない。

 

長男say(中学3年生)の身長が、初めて母親の身長を超えた。妻の身長は154cmなので、現在はおそらく155cm程度だと思われる。まだ正式に測定したわけではない。

しかし、つい1週間くらい前までは妻より低かったはずなのに、気がつけば明らかに超えていた。体重も数kg増えているようだ。これまでのような、1年間で5cm程度(0.4cm/月)の伸びとは明らかに違う。

 

ようやく。ホント、ようやくである。

長男sayに、悲願の第二次性徴期が到来したのかも知れない。

 

(1)待ち続けた成長期

長男sayは早生まれで、身体の発達も同学年よりかなり遅い、典型的な晩熟タイプである。

小学6年生の春は135cm。

中学1年生の春は140cm。

中学2年生の春は145cm。

そして、中学3年生となった2026年4月は150cmだった。

きれいに毎年5cmずつ伸びていたが、一般的な男子に見られるような急激な伸びがみられる第二次性徴期は、なかなか訪れなかった。

 

中学3年生になっても大きな変化が見られなかったため、2026年4月には本人の希望もあり、ついに低身長外来を受診したほどだ。

(詳しくは、過去の記事をご覧ください)

 ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 

 

同学年の平均身長が168cm程度なので、2〜3学年にも匹敵する成長の遅れは、競技サッカーをやる上で致命症にも近い。こんなに頑張っている子に、神様はなぜ試練を与えるのか。怒りにも失望にも近い感情を抱く日々であった。

 

(2)苦しんだトップリーグ

中学3年生となった今シーズン、長男sayはジュニアユースのトップリーグを戦っていた。

 

前半戦では彼の技術やサッカーIQが評価され先発出場できた試合もあった。得点をとる試合もあった。

しかし、シーズンが進むにつれて、途中出場が増え、やがてベンチで試合を見守る時間が長くなっていった。

最大の要因は、やはり圧倒的なフィジカル不足だったと思う。

技術があっても、身体を当てられると簡単に潰される。良い判断をして裏をかいても、その次の一歩で相手に追いつかれる。

スピードやパワーが求められる場面では、どうしても同学年との差が出てしまう。

 

遠い会場まで足を運んでも、アップだけして試合終了の笛を聞かなくてはいけない日の帰り道は、何とも言えない気持ちになった。

 

それでも私は、身体が成長すれば流れは変わると励まし続けた。

 

後半戦に入ると、メンバーの引退や怪我などの影響もあり、再び出場機会が巡ってきた。

トップリーグ最終節。

長男sayは、ゴールを決めた。

今シーズンのトップリーグでは通算4得点。

 

チームもリーグ上位でシーズンを終えた。

十分な出場時間を得られたとは言えない。それでも、わずかながらチームの戦力の一部にはなれたのではないかという感覚は持てた。

 

(3)歓喜の中にいた悔しそうな姿

トップリーグの順位から、チームは高円宮県予選をシードから戦うことになった。

1戦目は2対0で勝利。

長男sayも残り10分ほどで途中出場したようで、チームは代表決定戦へ駒を進めた。

 

次の試合で勝てば、地域大会出場が決まる。

中学年代最後の公式戦になる可能性もあったため、私も会場へ足を運んだ。少しでも良いから絶対に出場したいと意気込んでいたが、緊迫した試合内容で長男sayの出場は無かった。

 

交代選手の起用方法をみると、彼を戦力としてみなしていないのがヒシヒシと伝わるものだった。

 

試合はPK戦へ。

そして、チームは勝利した。

地域大会出場決定。

選手たちが歓喜に沸く中、ベンチには悔しさであふれる長男sayの姿があった。

 

もちろん、チームの勝利は嬉しい。

仲間と一緒に地域大会へ進めることも嬉しい。

しかし、自分はその大切な試合のピッチに立つことができなかった。嬉しさよりも悔しさが遥かに上回り、その表情を隠せないでいた。

 

(4)自分で変えられるもの

帰り道、悔しさでうなだれる長男sayに優しく伝えた。

今回感じた悔しさを、これからのサッカー人生にどのように活かすかが大切であることを。

 

身体が小さいことは、本人の努力だけではどうにもならないハンディだった。

それは間違いない。

ただ、本当にできることを全部やったのか。

以前から課題となっていた走力、特にスピード強化へ、もっと取り組むことはできなかったのか。

どこかで甘えはなかったのか。

 

もちろん、徹底的に取り組んでいたとしても、今回の結果は変わらなかったかもしれない。

それでも、「ここまでやってダメだったのなら仕方がない。」

そう思えるほどやり切っていれば、後悔はなくなる。

 

身体の成長を自分で早めることはできない。

しかし、自分で変えられる部分まで諦める必要はない。

今回の悔しさを絶対に忘れず、高校サッカーで活かしてほしいと願う。

 

 

ようやく訪れた成長期。

これまで待ち望んでいたものではあるが、身体が大きくなっただけで、すべてが急にうまくいくわけではない。

身体の変化に合わせて、スピードやパワーがどこまで伸びるのか。

これまで積み上げてきた技術や判断力が、フィジカルの成長とどのようにかみ合うのか。

まだ何も分からない。

ただ、長い間閉じたままだった扉が、ようやく少し動き始めたようには感じる。

 

来月には、長男sayの中学サッカーの集大成となる地域大会の初戦がある。

出場できるかどうかも分からない。

それでも、ここまで苦しみながら進んできた長男sayの姿を、しっかり目に焼き付けておきたいと思う。

パパ、部長になる。子供たちに負けず、まだまだ挑戦!

tokotonpapaです。久しぶりのブログ更新となります。

気がつけば、前回の更新からずいぶん時間が経ってしまいました。

長男say、次男sailの成長をはじめブログに残しておきたい出来事はたくさんありましたが、それでも、なかなか更新できずにいた理由の一つが、パパ自身の環境の変化です。

 

私事ですが、部長に昇進しました。

ここ数か月は、新しい役割を任せていただくことになり、無我夢中で走り回っておりました。

 

そして、ここにきてようやく時間と心の余裕が少し出てきたので、またブログでも再開しようかと。

ということで、久しぶりの更新となる今回は、子供たちの話から少し離れて、パパ自身の近況について書いてみたいと思います。

 

(1)子供たちに負けていられない

このブログでは、これまで子供たちの成長記録を綴ってきました。

長男sayと次男sailは、身体の小ささという自分の努力だけではどうにもならない壁と向き合いながら、今もプロサッカー選手を目指して、もがき続けています。

長女cherryは、夢であるアーティスト(?)になるべく、オーディションに挑戦する日々。

次女lilyは、難関中学への合格を目指して受験勉強に邁進中。

四者四様、それぞれの目標に向かって頑張っている子供たちを見ていると、パパも負けていられません。

 

以前の記事「C級ライセンス ― 父も挑戦する理由」でも、子供たちの頑張りに刺激を受け、自分自身も学び続けたいという思いを書きましたが、子供たちには「努力しろ」「挑戦しろ」と言いながら、自分は現状維持ではあまり説得力がありませんからね(笑)。

 

今回の昇進も、「子供たちに頑張る父親の背中を見せたい」。

そんな前向きな心構えを持ち続けられたことが、自分にとって良かったのだと思います。

 

(2)なりたい自分を明確にイメージする

実は、私自身めちゃくちゃ効果を実感しており、大切な人には是非おすすめしたいと思っている習慣があります。それが、「瞑想」です。

 

瞑想といっても、何か特別なことをしているわけではありません。坐禅を組み、目を閉じて、心を落ち着かせ、自分自身と向き合う時間を作る。そして、これからどんな自分になりたいのかを考える。

 

どのような身体でいたいのか。

どのような仕事をしていたいのか。

どのような父親でありたいのか。

子供たちや周囲の人に、どのような影響を与えられる人間になりたいのか。

できるだけ具体的に、なりたい自分の姿をイメージする。

 

もちろん、イメージしただけで夢がかなうわけではありません。ただ、不思議なもので、目指す姿が明確になると、日々の行動が少しずつ変わってきます。

 

今日、何をするべきか。

何を優先するべきか。

今の自分に足りないものは何か。

そんなことを自然と考えるようになっていく。

 

今回の部長昇進も、実は瞑想の中でなりたい自分の姿として明確にイメージしていたことの一つでした。

もちろん、瞑想をしていたから昇進できたという単純な話ではありませんが、ただ、目指す姿を明確にし、そのために必要な行動を積み重ねてきたことは、少なからずプラスになったのではないかと感じています。

 

 

(3)パパの新たな挑戦

早いもので、私も40代後半。

そろそろ守りに入ってもおかしくない年齢なのかもしれませんが、不思議なもので今の私はむしろ逆。

 

まだまだ色々なことに挑戦したい。

そんな気持ちが、以前にも増して強くなっています。

 

一つ目は、肉体改造への挑戦です。

以前から運動することは好きでしたが、今はいつかは大会へ出場もという目標を持ってトレーニングに取り組んでいます。

 

健康を大切にしながら、自分がどこまで変化できるのか。楽しみでもあります。

 

二つ目は、AIと英語の習得です。

今回の昇進は、一つの目標ではありましたが、決してゴールではありません。

その先のキャリアを考えたとき、今まで以上に自分自身の能力を高める必要があると感じています。

特に、AIと英語。

AIは、これからの仕事や生活スタイルを大きく変えていくものだと思っています。

単に便利なツールとして使うだけではなく日々の仕事や作業を、AIでどこまで効率化・自動化できるのか、試行錯誤しているところです。

 

そして、英語。

これまで子供たちには、将来世界へ挑戦したくなったときに困らないよう、英語を身につけさせてきました。ところが、よく考えればパパ自身も同じ(笑)。

次のキャリアに向けて英語の学び直しにも取り組んでいきます。

 

三つ目は、子供たちへのサッカー指導です。

仕事が忙しくなっても、子供たちとサッカーに関わる時間は、これからも大切にしたいと思っています。

C級ライセンスの取得を通じて学んだことも、まだまだ実践できているとは言えません。

もっと勉強して、より良い指導ができるようになりたい。自分で考え、自分で判断できる選手達をそだていきたいと思っています。

 

 

会社では部長。家では父親。

週末はサッカーコーチ。

そして、自分自身は肉体改造、AI、英語に挑戦中。

こうして書き出してみると、少し欲張りすぎかもしれませんね(笑)。

 

それでも子供たちの成長に負けないよう、パパも成長していきたいと思います。

 

パパの挑戦も、まだまだ続きます。これからもよろしくお願い申し上げます。

「ついに低身長外来へ」 長男say成長の振り返り115(2026.4)

これまで何度もブログで書いてきたが、長男say(14歳)は典型的な「晩熟タイプ」。しかも、早生まれ。
 
小さい頃からとにかく身体が小さく、サッカーではずっと苦労してきた。
 
中学3年生となった今では、敵味方ともに大人顔負けの屈強な身体なのにも関わらず、こちらは小学生の延長みたいなサイズ感。
 
良い判断をしても、最後は身体で潰される。競り合いでは吹き飛ばされる。あと一歩でレギュラーを掴めない。
 
技術や運動量では戦えていても、ここまで“フィジカル差” があると壁は想像以上に大きい。
 
それでも私は、「晩熟型だから大丈夫。そのうち一気に伸びる」と、本人にも言い続けてきた。
実際、日本代表の名選手にも同じような境遇の選手は何人もいるし、そう信じていた。
 
しかし――。
想定していた時期を過ぎても、なかなか“ 成長期らしい急激な伸び”がやって来なかった。
 
 
(1)なかなか来ない成長期
長男sayの身長は毎年5cm程度の伸びなので、推移はだいたいこんな感じだ。
小6春 135cm
中1春 140cm
中2春 145cm
中3春 150cm
 
もちろん少しずつは伸びている。
しかし、一般的な男子に見られるような「一年で10cm以上伸びる急成長(PHV)」が、 一向に来ない。
1年前は、もうとっくにPHVに入っていると思っていたがそのような兆しがない。
 ↓ 

tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
 
本人も不安だったのだろう。ある日、長男sayの方から言ってきた。
「一回、病院で診てもらいたい。」
 
これまで「そのうち伸びる」と言われ続けてきた本人が、一番不安だったのだと思う。
晩熟タイプの子は、身体だけでなく精神的にも苦しみやすい。
周りがどんどん大人になっていく中、自分だけが取り残されている感覚。スポーツをしていればなおさらだ。
 
そして我が家は、ついに「低身長外来」 のお世話になることになった。
 
(2)低身長外来へ
お世話になったのは、市内にある小児科。低身長についても専門的に診てくれる病院だ。
初日は以下のような検査だった。
 
・身長測定
・問診
・血液検査
・レントゲン検査
・思春期発達の確認(睾丸の測定)
 
診察の結果、思春期発達の状況からは「思春期に入り始めた段階」 とのことだった。

 

安心したのが、手のレントゲン検査。
骨端線(成長する軟骨部分)が閉じていると、これ以上の骨の伸びは期待出来ないのだが、長男sayのはかなりくっきり残っていた。
しかも、骨年齢は実年齢より約2年遅れ。
 
先生が説明してくれたのだが、手の骨は成長とともに少しずつ形成されていくらしい。
ところが長男sayは、同年代なら見えているはずの骨の形成が、まだかなり未成熟な状態だった。
その瞬間、以前歯医者で言われたことを思い出した。
「乳歯から永久歯への生え変わりかなり遅いですね。」
 
もしかすると、全部つながっているのかもしれない。身体全体の“成長時計”が、人よりゆっくり進んでいる。そんな印象だった。
 
(3)成長ホルモン検査
二回目は、成長ホルモンの検査だった。
成長ホルモンは夜間に多く分泌されるものらしく、昼間は少ない。そこで、薬を飲んで昼間に分泌を促し採血する。その数値で、成長ホルモンが正常に分泌されているかを見る。
 
結果は――
基準値14程度に対して、長男sayは30前後。
しっかり分泌されていた。
つまり、現時点では「成長ホルモン分泌不全」の可能性は低いとのことだった。
 
もし、
・身長が−2SD以下
かつ
・成長ホルモン分泌不全
であれば、保険適用で治療対象になるらしい。
 
しかしsayは、ホルモン自体は正常。
先生の見立てとしては、「高い確率で“体質性思春期遅発” でしょう」とのことだった。
 
簡単に言えば、“成長期がかなり遅いタイプ”ということ。
 
もちろん、将来どこまで伸びるかは誰にも分からない。
それでも、「まだ伸びる余地がある」
そう分かっただけでも、親としては少しホッとした。


現時点では経過観察。
次回診察までに、急激な伸び期に入っていれば問題なしとのことだった。
 
 
もちろん、不安がゼロになったわけではない。
サッカーの世界では、身体の小ささは確実にハンデになる。でも、長男sayは、小さい頃からずっとその壁と戦ってきた。身体が小さいからこそ、考え、工夫し、技術を磨いてきた。


U15のトップリーグにおいても、小さな身体にも関わらずこれまでゴールでチームの勝利に貢献するなど、何とか食らいついている。
 
もし、この先、本格的な成長期が来たなら――。
今まで積み上げてきたものが、大きな武器になるかもしれない。
 
焦らず。
腐らず。
積み上げ続ける。
それが晩熟タイプに必要な力なのだと思う。

「リフティングの効能」 次男sail成長の振り返り31(2024.12~2026.3 )

サッカーの練習で、昔から必ずと言っていいほど行われるもの。それがリフティングだ。
サッカー少年なら誰もが一度は挑戦する、いわば“基本中の基本” 。
ただ、子どもにとっては地味で退屈に感じることも多い。
 
しかし今回、次男sail(小学3年生)がリフティング1000回を達成したことで、改めて感じたことがある。
リフティングは、単なるボールコントロールの練習ではない。
子どもの成長そのものを映すトレーニングなのだ。今日は、その軌跡を振り返ってみたい。
 
(1)5回から始まった挑戦
最初からリフティングが得意だったわけではない。むしろ最初は、かなり苦手な方だった。
これまでの記録を振り返ると――
 
2024年12月28日 5回
2025年1月19日 13回
2月19日 9回
 
たったこれだけしか出来ない状態だった。
しかし、練習を継続することで少しずつ回数は伸びていく。
 
3月23日 40回
5月11日 21回
7月12日 31回
 
ここまでは、いわゆる“普通の小学生の成長”という感じだった。しかし夏以降、少しずつ変化が見え始める。
 
8月30日 134回
9月21日 138回
12月14日 456回
 
そして――2026年3月8日 1000回達成。
 
振り返ると、右肩上がりの単純な成長ではない。下がったり、停滞したり。それでも、諦めずただ、コツコツ積み上げていった結果だった。
 
(2)リフティング大会
1000回を達成したのは、チームの「リフティング大会」。しかも一発勝負。
 
仲間たちが見守る中、静かにボールを蹴り上げるsail。
200回。
300回。
500回。
このあたりから周囲の空気が変わってきた。
「もしかして1000いくんじゃないか?」
そんな雰囲気の中、本人は淡々と続ける。
余計な動きもなく、リズムよくボールを触り続ける。
 
そして――1000回達成。
本人はまだ余裕がありそうだったが「今日はここまででいい」とストップさせる。
1000という区切りもあるし、ちょうどいい終わり方だった。
ただ、この記録は本人のだけのものでなく、もう一つ大きな意味があった。
 
それは、チームの仲間たちに“できる基準”を示したことだ。
1000回という数字は「遠い世界」ではなく「努力すれば届く世界」だと証明した。
子どもたちの目の色が少し変わったように見えた。
 
(3)本当の成果
もちろん、リフティングは回数を競うためのものではない。しかし、回数が伸びる過程で明らかな変化があった。
 
まず一つ目は、ボールタッチの向上だ。
試合中のトラップ、ドリブル、キック。
ボールの扱いが確実に柔らかく、正確になってきている。

5回は5回のボールタッチ。
100回は100回の、1000回は1000回のそれが表れる。
 
やはり基礎の積み重ねは裏切らない。
リフティングで培った感覚は、プレーの質につながっている。
 
そして二つ目は、集中力の向上だ。
実は次男sailには、ADHDの傾向がある。
一つのことに長く集中するのが苦手で、気が散ってしまうことも多い。
 
リフティングは一度落とせば終わり。また最初から。この単純でシビアなルールが、結果的に集中力を鍛えるトレーニングになった。

ボールだけに意識を向け続ける時間。
それを毎朝繰り返すことで、少しずつ“集中する力” が育ってきたように感じる。
 
そして三つ目。これが一番大きいかもしれない。自信だ。
sailは、マイペースで、ちょっと変わっている。友達にからかわれることも少なくないタイプだ。
しかし、「自分にはサッカーがある」。 そう思えるものが一つあるだけで、子どもの表情は変わる。
 
リフティングは数字と言う客観的な尺度で上手い下手を測ることが出来る。

技術以上に、自分に自信を持てたことが何よりの成果かもしれない。
 
次の目標も決まっている。
・インステップ
・インサイド
・アウトサイド
・もも
・つま先(ちょんちょん)
・胸
・頭
この8種類のリフティングを一度も落とさず30回連続。
 
そしてさらに――
次回からsailは、 左足だけで大会に参加することになっている。難易度は一気に上がる。
 
それでも、ここまで積み上げてきた彼なら、
また新しい景色を見せてくれるだろう。
親としては、楽しみに見守るだけだ。

C級ライセンス ― 父も挑戦する理由

子どもが本気になったとき、親はどうあるべきだろうか。


次男sail(小学3年生)が、朝練を始めた。
あのマイペースで、気分屋で、スイッチの入りどころが難しかった彼が、自分の意思で、毎朝ボールを蹴るようになった。

長男say(中学2年生)は、小さな身体ながらも懸命にレギュラーを掴もうと努力をしている。


その姿を見たとき、私はふと思った。
「自分は、どれだけ本気で向き合っているだろうか」と。
そこで決断したのが、JFA公認C級コーチライセンスの取得だった。
これはただ資格を取るためだけではない。
父として、指導者として、もう一段成長するための挑戦だった。

(1)学び直すという決意
C級ライセンスは、小中学生年代を指導するための資格だが、プロの指導者を目指す第一関門でもあるため決して簡単なものではない。

約10日間、朝から晩までみっちりと組まれたカリキュラムをこなさないといけない。


プレー原則。
戦術理解。
トレーニング理論。
コーチング法。
これまで“経験”に頼ってきた部分を、一度ゼロから体系的に学び直す機会でもある。


受講者の顔ぶれは多彩だった。
元Jリーガー。
現役大学生。
中学、高校のサッカー部顧問。
クラブチームの指導者。
フィジカルトレーナー。
それぞれが、それぞれの想いで集まっていた。


私はその中で、少しだけ場違いな気持ちを抱えていた。週末、小学生相手にサッカーを一緒に楽しんでいるただのボランティアコーチ 。


元アメフト選手とはいえ、現役を退いて久しい40代後半。

 

それでも、ここに来た理由はひとつ。
子どもたちに、より良い指導を届けたい。
そのために、学び直す覚悟を持った。


(2)衰えと向き合う時間
講習は、想像以上にハードだった。
座学だけでなく、実際にプレーしながら学ぶ形式。
攻撃の原則を体感し、守備の原則を実践する。
開始早々、身体の現実を突きつけられた。

足が思うように動かない。切り返しが遅れる。回復が追いつかない。

初日には軽いぎっくり腰。毎回の筋肉痛。
首や肋軟骨を痛め、呼吸すら苦しい日もあった。

若い頃の自分のイメージと、今の自分とのギャップ。正直、悔しかった。


でも、逃げたくはなかった。
子どもに「努力しろ」と言うなら、自分も努力する姿を見せなければならない。
講習の帰り道、痛む身体を引きずりながら思った。
衰えは、言い訳にならない。
ここから、また積み上げればいい。
気づけば、家で体幹トレーニングを始めていた。
次男sailがリフティングをしている横で、私は静かに筋トレをしている。

(3)本当に得たもの
講義では、サッカーを“構造”として学んだ。

 

なぜ幅を取るのか。
なぜサポート角度が重要なのか。
なぜ奪った瞬間が最大のチャンスなのか。
すべてに理由がある。


さらに、グループでトレーニングメニューを作成し、指導の実践をし、評価される。
「何を伸ばすのか」
「試合につながるのか」
「子どもが主体的になれるか」
これまで感覚で行っていた指導に、明確な“基準”ができた。


そして修了日。
家に帰ると、息子が聞いてきた。
「どうやった?受かった?」


その目は真剣だった。
まるで自分の挑戦のように。

「受かったで」
そう伝えると、彼は全力で喜んでくれた。


後日、息子がぽつりと言った。
「パパも頑張ってるもんな。」
その一言が、何よりの修了証だった。

C級ライセンスは、単なる資格取得ではない。
それは、親として、指導者としての姿勢を問い直す時間だった。


子どもが夢を追うなら、親も挑戦し続ける。
子どもが努力するなら、親も努力する。
背中で示すこと。
それが、何よりの教育なのかもしれない。

 

息子が日本代表を夢見るなら、その隣で、一番本気で応援できる父でいたい。
そして、一緒に成長していきたい。
サッカーは、子どもの夢の舞台であると同時に、親の成長の舞台でもある。
この挑戦は、まだまだ続いていくと思っている。

「小さな戦士」成長の振り返り長男say114&次男sail30(2026.2)

我が家の子供たちは、長男say(中学2年生)と次男sail(小学3年生)ともに早生まれ(2月後半)&晩熟タイプということもあり、チームで一番のチビである。


サッカーで体格の大小は身体能力の高低に直結するため、チビは圧倒的に不利となる。そんなサッカー選手としては恵まれない2人が、今月の同じ日に大奮闘してくれた。今日はそんなお話です。
 
トップリーグの第二戦。ピッチに上にひと際小さな選手(長男say中学2年生)が立っていた。
150cmそこそこのFWに相手チームの大きなDFがマークにつくと身長差がありすげて違和感すら覚えるほどだった。
しかし、試合が始まれば驚きのプレーを披露する。
 
ファーストプレーで、 グラウンダーの縦パスを利き足アウトでビタ止めしたかと思うと、すぐさま駆け上がるサイドへ展開。
流れるようなボール運びをみせ期待感が高まる。その後も、味方からの縦パスを相手DFに体を当てられる前にダイレクトで落としたり、タイミング良い展開でチャンスメイクをしていく。ボール離れがよくボールロストがほとんどない。
「ひ弱なFWでも、DFに体を当てられないポジショニングやプレー選択で十分やれるんだ」というプレーを見せてくれた。
 
長男sayを経由する攻撃が機能している。そうなると守備のターゲットが彼になっていく。
それが分かっていたのか?
マークするDFが食いついたチャンスを見逃さず、タイミングよく裏抜けしキーパーと1対1をつくる。
そしてキーパーよりも先にボールを触り、 無人のゴールにボールを流し込む。喉から手が出るほど欲しかった先制点を彼があげた。
 
ついこの間まで、完全なBチーム扱いで試合にすら出れなかった選手が、トップリーグの大切な公式戦で先発出場を果たしゴールという結果まで残した。
ホント、小さく鈍足のFWが技術と駆け引きで勝負するお手本なよ うなプレーに、我が子ながら感心してしまった。
 
試合結果としては、その後追いつかれ1-1の同点で終わったが、フル出場でチームに貢献してくれた。
 
 
長男sayが奮闘したその日、弟の次男sail(小学3年生) もカップ戦で躍動していた。
次男sailも同じく早生まれで体がチームで一番小さいのに加えて、発達障害の傾向が見られてサッカーにはむかないだろうと
諦めていた部分もあったのだが。それが、ここ数ヶ月で激変する。
もともと、とにかく足が速かったのだが、J下部スクールの選抜クラスへの合格が決まり「やる気スイッチ」が入ってからというもの、急激に実力をつけていった。
得意のドリブルをさせればスルスルっと相手DFを抜いていく。この日も4ゴールでカップ戦優勝に貢献。MVP受賞の活躍だった。
 
 
兄弟で同じFW、体が小さなところまでは似ているのだが、 二人のタイプが全然違うから面白い。
長男sayが技術とサッカーIQで勝負するのに対して、次男sailはスピードと本能で得点を取ってくる。
 
この日は我が家の小さな戦士達が、家族を本当に楽しませてくれた。
これからもこんな日がたくさんあれば良いな。 そんなささやかな幸せを感謝する一日となった。

「どん底まで落ちたらあとは上がるだけ③」長男say成長の振り返り113(2025.12)

前回からの続きです。
 
(7)底を打つ
長男sayは、第二次性徴期の成長ピークがまだ到来していないので、いずれフィジカル差は追いついていくとは理解している。
しかしながら、それがいつになるのか。
ジュニアユース最終学年となる中学3年生の大切なシーズン中にある程度フィジカルが追いついて、試合に絡めるようになれば良いのだが。この時期を逃すと、トップリーグや高円宮杯など数ある真剣勝負で得られるはずの経験値が積めなくなる。
何とか間に合って欲しい。それが本音だった。
 
長男sayは、早い子であれば第二次性徴期に入る小学5年生からこれまでずっとフィジカル差がどんどん広がっていき、チーム内の序列が下がっていった。それが変わらず繰り返されてきたので、本当にその終わりがあるのだろうかと疑心暗鬼になっていた。
しかし、年末にかけて底を打った感があった。

本人はそんな自覚は無かったようだが、長年彼を見続けている私には少しの変化でも気づく。
 
「あれっ?少し戦えるようになっている。」
「守備の強度が上がっている。」
「ボールキープできる回数が増えている。」
フィジカル面の強化が感じられるようになっていたのだ。
 
おそらく中学2年生の終盤に差し掛かると、普通の子供達は、身長の成長率が緩やかになってくる。一方、長男sayはこれから始まろうとする時期で急なものとなる。ついに成長率が逆転したのだと思う。
 
 
 
(8)逆襲の狼煙
そんな感覚を持ちながらも確信なく迎えた2025年最後のトレーニングマッチ。驚く光景を見ることとなった。
 
長男sayは変わらずBチーム扱いなので1本目のゲームは出場なく2本目からの出場。
2本目は1本目のメンバーがほぼそのまま残り、長男sayが加わった形だった。
対戦相手は、なかなか良いチームで1本目は0-3で負け。しかし、2本目は彼が出場すると明らかに流れが良くなり1-0で勝ってしまう。
 
FWで出場していたが、効果的なチェイシングで守備を活性化させチームを生き返らせる。強度も高い。
攻撃面でもワンタッチプレーを効果的に使い、 チャンスメイクをする。ボールキープの場面でも吹き飛ばされない。
ボールを簡単に失わないので、彼を経由して攻撃を組み立てる形が展開されていた。
1本あった決定的なシュートシーンを決めていれば完璧な内容だったが、惜しくもそれは力が入り過ぎ左に外してしまったのだが。
それでも、これまでとは全く違う存在感を示す。3本目以降も、彼の気が利いたプレーがチームの中で際立っていた。
 
ゲーム終了後、コーチからべた褒めされたそうで、長男sayはご満悦な表情だった。
 
「あのピッチの中で俺が一番上手かった。」
そんなビックマウスが飛び出すくらい手応えを得たようだった。
 
そこから、年末年始のお休みに入ったので、それが本物だったのかどうか分からない。
それは新年のお楽しみなのだが、逆襲の狼煙は上げられたような気がする。
 
仮にマグレで無かったとしてもすぐさま逆転をすることは難しいかも知れないが期待感はある。
2月から始まるトップリーグに少しでも試合に絡めるように。そして春から夏にかけての中学年代集大成の時期にチームの中心に入れるように。
 
そんな願望を抱かざるを得ない。

晩熟の反転攻勢。2026年はそんなハッピーな記事を書けることを期待しています。

 

〜どん底まで落ちたらあとは上がるだけ 完〜