子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「リフティング」長男say79&次男sail11の成長記録(2023.12)

サッカーを始めたばかりの子供達にとってリフティングは、あまり好きな練習じゃないという子が多いのではないでしょうか。
ボールがあっちにいき、こっちにいきと全く思い通りならずイライラが募る。そこに、親やコーチから練習しろ、なんで上手くならないんだと注意されると余計にやりたくなくなる。
 
次男sail(小学1年生)も最近まではリフティングは好きでない練習の1つだったのですが 、近頃ハマったようで毎日自主的に練習するようになりました。 逆にリフティング以外は頭の中になくなっているので、これでいいのだろうかと思ってしまうところもあるのですが(笑)。
本日は、そんなリフティングのお話です。
 

(1)リフティングは必要か

「リフティングなんか練習する必要あるの?」っていう質問もありそうなので、まずは、長男say(小学6年生)、次男sail(小学1年生)の育成を通して実感している、リフティングに対する私なりの考えをまとめてみます。
リフティングの有用性については、サッカー経験者の中でも議論の対象となりやすいですからね。
(論点が分かりやすいように以下のQAに分解して説明します。)
 
Q1.サッカーの試合でリフティングをする場面はあるか?
A1.ほとんどありません。
 
Q2.それでは、リフティングは練習する必要ないのではないか?
A2.リフティングはサッカーの基礎となるボールコントロールスキル等を身に着けることが出来る効果的な練習方法なので、練習として取り入れた方が良いと考えています。
 
Q3.リフティングをすればサッカーが上手くなるか?
A3.間違いなく上手くなります。
但し、リフティングで身に着けられる能力( ボールコントロールスキル、体の動かし方)以外にも、サッカーが上手いと評価される要素は他にたくさんあるので、 バランスよく練習をやっていく必要があります。
 
Q4.リフティング練習をする際の注意点は?
A4.リフティング自体が上手くなる練習をする(回数だけを追い求める)のではなく、サッカーが上手くなるためにリフティング練習をする意識が必要です。 この点がめちゃくちゃ大切なのですが、 抽象的で分かりにくいと思います。
一例をあげれば、 試合中に飛んでくるありとあらゆるボールに対処するために、リフティングという練習の中でそのスキルを磨く意識です。したがって、一つの方法、 一定のリズムだけでたくさんリフティングが出来たとしても、その効果は限定的だと考えてください。
 
上記から分かるように、リフティング練習の目的はサッカーの基礎となるボールコントロールスキルの習得だと、私は考えています。
リフティング≒ボールコントロール
また、 この点においてリフティング以上に費やした時間に対する効果が高い練習は見たことがありません。
他にあるのであれば是非教えて欲しいくらい。
 
さて、リフティングが下手な選手でもサッカーが上手い(試合にでている)選手はいるという意見もあるでしょう。
もちろん、ボールコントロール技術の不足を補う何か(足の速さ、ディフェンス力等)を持った選手であれば、そのようなことはあるでしょう。
但し、その選手がボールコントロールスキルを更に磨けば、もっと素晴らしい選手になるのは間違いないので、やっぱりリフティングをやるべきだと思います。
 
 
(2)練習のやり方

それでは、「具体的にはどんな練習方法をすればよいか?」 についてまとめておきます。
当然レベルによってやるべきことが変わるので初級、中級、上級と3つの段階に分けて練習方法の1例を記載します。
 
(初心者)目標:小1~3くらい
初級者は、利き足のインステップから始め、しっかりと足の甲に当てる、微妙な力加減や正確性を習得していきます。
いきなり続けてやることは難しいので、1回インステップで胸の高さまで上げたら手でキャッチする、を10回連続で出来るようにする。そこから2回、3回と回数を増やしていくと成長が実感できて続きやすいと思います。
利き足インステップを100回くらいできるようになれば初級はクリアと言ったところでしょうか。
利き足インステップから始める理由は、他の技術への展開がスムーズとなるからです。(このポイントは別の機会にご紹介します)
 
(中級者)目標:小4~6
中級者は、インステップだけではなく体の色んな場所でリフティングが出来る ように練習しましょう。
利き足インステップ1000回くらいできるよになれば、インサイド、アウトサイド、もも、胸、頭、肩などを30回ずつくらいできるようチャレンジする。
これらが出来るようになればボールコントロール技術が格段に上達していることが実感できると思います。
ここからが、やっとまともなサッカーができるレベルとなります。
 
(上級者)目標:小6~中3
上級者は、 サッカーの試合中に飛んでくるありとあらゆるボールに対応できるよう色々なシチュエーション、ボールの質自体を変えて練習しましょう。具体的には、歩きながら(走りながら)リフティングをする、大きく蹴り上げたボールをコントロールする、ボールと体が一体化する感覚を身に着けるチョンリフなどです。 興国高校は、後ろに下がりながらリフティング練習をしているのでそのような方法もありですね。とにかく、どんな状況、どんなボールであっても自分のボールできるようにすることを目指します。
 
さて、我が家の子供達のレベルはというと、長男sayは中級レベルはクリアしたが上級レベルに入り藻掻いているところ、次男sailは初級者レベルにようやく足を踏み入れたところといった感じでしょうか。
中学生で上級者レベルまで習得出来て入れば、 勝負どころである高校サッカーでも周りの選手と結構戦えるレベルになっているのではと考えています。
 
 
(3)適切な練習時期

「リフティングが大事なのは分かっている。でも、子供が嫌がって練習しないんだ」という方もたくさんいらっしゃると思います。
その場合の対処方法ですが、私は無理して練習させる必要はないと思っています。無理やりやらしてもそんなに効果はありませんから。


その代わり、適宜、刺激を与えてみてください。 投げかける声掛けは以下の感じです。
パパと一緒に練習してみようか?
パパとどっちが先に10回出来るか勝負してみよう?
今度、リフティング大会があるから参加してみる?
みてみて、かっこいいリフティング動画があるよ。一緒に観てみよう。などなど。
 
次男sail(小学1年生)がハマったきっかけは、 英会話スクールのクリスマスパーティーでリフティングを披露することになったこと。
エントリー時点では3回以上は出来ないレベル感だったのですが、人前で披露するにはヤバイと思ったのでしょうね。
毎晩少しずつ練習をするようになりました。

必ず絶好のタイミングが来ますよ。そこが練習の適切な時期です。


毎日やると変わりますね。ちょっとずつボールタッチが柔らかくなっていく。そうなると面白くなるんですね。あのどうしようもない気分屋が1か月くらい続けたでしょうか。
昨日は、最高記録の16回だったそうです。私は見てませんが。 ほんとかな(笑)。。。
 
 
さて、何か参考になったところはあったでしょうか。 ただのサッカー好きのおじさんの経験則ですが、使えるところがあれば使ってみてください。それでは、本年の投稿は終了です。来年も我が子たちの現実のストーリーを綴っていく予定です。
 
 
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。