子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「スクールが害になることもある」次男sail の成長記録3(〜2023.4)

スクールに入れば、サッカーが好きになり上手くなると思うかも知れませんが、例外もあります。
次男sailは、年長(当時5歳)の時、兄が通っていたフットサルスクールに入会していました。
兄の送迎のついでもあるし、体を動かすことは良いことだと思い、安易に入れてしまったんですね。
 
で、どうなったかというと、フットサルが嫌いになってしまった。
 
スクールのコーチはフレンドリーで悪い人ではなかったので、次男sailの性格・気質、成長速度など、色々要因が絡みあった結果だと思っているのですが、主要因はサッカーへの熱量がない時期につまらない練習をさせようとし過ぎたからだと分析しています。
 
スクールなので当然フットサルを上手くしようと色々な練習メニューを組みます。
ボールフィーリング、コーンドリブル、リフティング、パスあい・ ・・長々と。
そうなると、成長が遅く、こらえ性の無い次男sail( 当時5歳)には、つまらなかったんでしょうね。
 
やらそう、やらそうとすると余計に嫌になる。そうなると「気が向いたらやろうね」となり、次第にほったらかしになる。
試合(ゲーム)も最後に少しだけあるのですが、お兄ちゃんクラスの子供達がボールを独占し、ただただくっついて走っているだけになる。そして、つまらなくなり、参加しようともしなくなる。

極め付けは、コレが出来たら何級合格と課題をやらせるようになった。両足ボールタッチ20回みたいな。
 
スクールの日、ママが行こうと呼びかけても「嫌だ」の一点張り。立派なフットサル嫌いの子供が出来上がってしまいました。
 
幸い、次男sailは、スクールの他にサッカーをやる場所がありました。
私がボランティアでコーチを務める少年団だ。長男sayの時から関わっていた経緯から、次男sailが年長に上がるタイミングでその少年団の年長クラスのコーチを引き受けてくれないかとの打診を受けていた。


 
次男sailのスクールでの様子を知っている私は、運営するうえで、ある一つだけのことにこだわりました。
それは、とにかく、サッカーを好きになってもらうことを優先する。
 
子供は遊びが大好き。遊びならいくらでもやるとの思いから、サッカーという道具を使った遊びの場を提供し楽しんでもらうイメージです。
サッカーとはどういう遊びかということだけを教えて、みんなが楽しく遊べるようコーディネートする。
年長さんなので、けんか、わがまま、注意力散漫なんて当たり前なので、それらを整えて遊びに集中させてやることが主な役割。

 
とにかくニコニコ。こちらが心底楽しみ、いいプレーをしたら大げさにほめてあげる。ダメだしなんて持ってのほか。
 
ゲーム(試合)が楽しいので、ゲームで始まり、ゲームで終わる。
ゲームの合間でもっと活躍して楽しめるコツとしてドリブルやシュートの練習を少しだけする。
あまりやりすぎると飽きてくるので本当に少しだけにしておくことが大切と自分に言い聞かせている。
 
早く上手くしたいと焦って、ドリル形式の練習ばかりをすると脱落する子やサッカーの魅力を感じ取れない子が出てくるのを知ってますからね。
 
そして、約1年間一緒にサッカーで遊んで楽しんだ結果、次男sailだけでなく、チームメンバー皆が、サッカーを大好きになってくれている。
子供たちの心にサッカーエネルギーが満たされてきているのがよく分かる。次男sailの心のサッカーエネルギーは7割くらいまで溜まってきたかな。

 

ほぼ同じ競技なんですけどね。
パパのサッカーは大好きだが、スクールのフットサルは嫌いという不思議な感じになっちゃたので 、今はスクールをやめちゃいました。
 
 
この春、小学1年生に進学したが、全員が継続してくれることになりました。毎週、皆が楽しみにここに来てくれていると感じる。
今は、そんな些細な事がとにかくうれしいですね。
 
 
P.S
ろくに練習メニューもさせず、ゲーム(試合)ばかりして、サッカーが上手くなるのかと疑問に思われる方がいらっしゃるかも知れませんね。
それが不思議なことに、利き足中心に素直にサッカーをやらしているだけで、どんどんサッカー上手くなります。そして、サッカーが好きになり、心のサッカーエネルギーが溜まってきたメンバーには、その子がその時必要な個人メニューをやっていけば、加速度的に上手くなると確信しています。次男sailは、もうちょっと先かな。


利き足中心の少年団、なかなか面白いですよ!
 
 
 
【教訓80】
・サッカーへの熱量がない時期に上手くさせようと、つまらない練習メニューをし過ぎるとサッカーが嫌いになる。
・純粋にサッカーを遊びとして楽しめば、サッカーが大好きになる。
・ 子供の心のサッカーエネルギーがどれくらい溜まってきているかをよく観察することが大切。
・サッカーエネルギーが溜まってくれば、個人メニューに取り組むタイミング。