子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「マラソン大会はぶっちぎり」長男sayの成長記録77(2023.11)

我が子達が通う小学校では、毎年この季節(11月末) にマラソン大会が開催されます。
長男say(小学6年生)は、これまで3年、4年、 5年と3連覇。特に、昨年は、ぶっちぎりの1位だったこともあり、今年も優勝して4連覇もと密かに期待していましたが。。。
(昨年のマラソン大会の様子は、過去の記事をご覧ください)
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tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
現実は、長男sayは10中旬に右足を骨折してしまい、優勝どころか出場も危ぶまれる状況でした。
それでも、本人はどうしても出場したかったらしく、この日のためにリハビリをやってきたようです。
 
私は、本人の不注意による怪我のせいで、本来だったら優勝できたはずの大会で逆に醜態をさらすことになるので、正直見たくなかったが、妻に促され小学校のグラウンドまでは来た。でも、誰とも話がしたくなくすみっこに隠れるようにこっそりと観戦した。
 
最後尾からのスタート。ようやく松葉づえなしに歩けるようになったばかりなのに、雰囲気に促され集団についていこうとする。
右足に負担をかけれないのでカクカクとした変な走り方。グラウンド1週回ったあたりで、これは危ないと妻が制止する。
少しゆっくりにはなったが、スキップのような無理な走り方を続けようとする。
このまま続けたら、怪我が悪化するかもしれないと思い、私もグラウンドまで身を乗り出し、やめておくように諭す。
 
長男sayからは、最後までやりたいとの返答。
トップランナーからは周回遅れとなるぶっちぎりの最下位なのに、なぜか続けたがるその意志に疑問を感じたが「歩くならいいよ」とGoサインを出した。
そこからは、順位もタイムも全く関係の無い“彼だけの時間” がはじまった。
 
それからほどなくして、外周を走り終え、先頭集団がグラウンドにもどってきた。
そして、今年のトップがゴール。


長男sayと小学1年生から一緒にサッカーをやってきた親友でもありライバルでもあるNが優勝した。
彼は、長男sayがいるのでマラソン大会だけでなくその他の競技でもずっと1位になれなかった。「やっと1位になれた」と口にするほど嬉しそうであった。
 
「おめでとう」と心の中で祝福しながら、本来であれば、長男sayが優勝していたはずなのになと思ってしまう自分もいて、複雑な気分だ。
 
それから、後続がどんどんゴールしていく。
そして、随分後に本来であれば最下位であったはずの、いかにも体が重そうな子がゴール。これで通常であれば、マラソン大会は終わる。
でも、まだ、長男sayが外周から帰ってきていない。
 
男子の後に走る予定であった女子が、寒い中半そで半ズボンで待機させられており、申し訳ない気持ちになる。
長男sayのことは放っておいて、女子の大会を始めてくれれば良いのにと思うほどに、遅い。


先生方も迷ったんじゃないかな。

それでも、もう少し待とう、もう少し待うを何回か繰り返した後、やっとのことで長男sayがグラウンドに歩いて戻ってきた。
 
その姿をみて、散々待たされたはずの皆が拍手と声援で迎えてくれた。
何人かの友人はゴール付近まで寄ってきて応援してくれる。最後の10mを照れながら少しだけ速度を上げてゴールする。
実に晴れやかな笑顔をしている。
 
今年トップでゴールした親友&ライバルであるNが待ち構えてくれて、二人でハグをしている。
そういえば、サッカーの試合でゴールの度にこの姿を観たっけ。今はお互いプロサッカー選手になるという夢に向かって別々のチー ムに分かれてしまって、ずっと観れなかった光景だ。
 
「ああ、こいつ皆に愛されているんだな。」と感じた。
4連覇は叶わなかった。我が子の活躍があった訳でもない。ただただ、皆に愛されているんだなと感じただけなんだが、涙が出て止まらなかった。
 


これまでのマラソン大会で、一番くやしくてでも感動した大会だったよ、長男say!
これからも、友人を大切にして楽しい人生を送っていってください。
 


P.S.
昨年、こけてしまってブービー賞だった次女lilly(小学3年生) は33位。
今年初めてのマラソン大会に臨んだ次男sail(小学1年生) は37位。順位はともかく両方とも最後まで走りきった。よく頑張りました(笑)。