子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「禁断の果実」次男sailの成長記録7(2023.10)

皆さん、子供が活躍した際のご褒美ってどうされていますか?
次男sail(小学1年生) のサッカーの試合でねだられたご褒美について、 色々と考えるべきことが多かったので、今回はこのテーマを切り口に次男sailの初公式戦の様子を綴っていきたいと思います。
 
ねだられたご褒美はゲーム(Switch)のソフト。
今日の公式戦で活躍したら買ってほしいと、兄弟で結託して交渉してきた。
 
まぁ、次男sailの実力や集中力が続かない気質を考えると、そんなに活躍することはないだろうと高を括り、「当日の公式戦2試合に全て勝ち、ハットトリックをすれば(3点とれば)買ってあげるよ」と安易に了承してしまった。
 
 
(1)ご褒美効果の良い面
そして試合が始まると、親もびっくりする次男sailの姿が見られた。
気分屋の次男sailが2試合中ずっと、鬼の形相で戦っていた。
一際小さな体で、団子サッカーの肉弾戦をファイトし、攻守両面で走り続ける。
 
よっぽどゲームソフトが欲しかったんでしょうね。また、兄弟の期待を一身に受けて簡単には諦めれない状態だったと思う。
勝利とゴールの意欲がいつもとは全く違った。
 
1試合目、チーム全体として押せ押せの状態が続き、たくさんシュートを放つががなかなかゴールが入らない。
1年生なのでキック力、精度が低いのが原因。
 
それでも、スコアレスドローが続いた後半の終盤、ようやくその時がきた。次男sailが相手ゴール前でDFからボールを奪い反転してシュ ート。
ゴールキーパーの横をボールが通り過ぎた。
やっと取れた1点。次男sailが両拳を突き上げガッツポーズ。雄たけびを上げた。
 
チームメンバーの歓喜も爆発した。ゴールを取った次男sailに皆が抱きつき、良くやったと労う。お祭り状態。
この光景を見て、普段は低学年ならではの小競り合いが多い学年だけど、ちゃんと仲間になってきたんだなと実感した。


そして、そのままゲームホイッスル。1-0の勝利。初の公式戦を最高の形で終えた。
 
(2)ご褒美効果の悪い面
次は、同日に開催された2試合目。
普段、次男sailは集中力が続かないので、1試合目がたとえ良かったとしても、2試合目は試合自体にまともに参加しないことが多い。
それでもこの日は、ゲームソフトの効果なんだろうな。
それが手の届くところ(試合に勝ってあと2点とればよい)まで来ている。モチベーションは切れるどころかますます大きくなっていった。
 
2試合目も獅子奮迅の働きで、何度も得意のドリブルで相手ゴールに迫る。
そして、右45度から右足一閃(実際はコロコロシュートだが( 笑))。ファーサイドのサイドネットを揺らした。
選手、保護者一体となって大盛り上がり。
 
ゲームソフトまであと1点。

ご褒美の効果は、ここまでは良かったんだけどな。
 
その後の次男sailは、目前に迫ったあと1点のために、 エゴが駄目な形で出てしまった。チームで点を取るよりも、自分が点を取ることが第一優先の思考。
例えば、 PKのチャンスで自分が蹴れないことに腹を立てて試合中に寝転んで足をバタバタ。 スーパーでお菓子を買ってもらえない幼稚園児のよう。
その後も、シュートを外すと地団駄を踏んで悔しがり、感情をコントロールできていない印象。どうも試合に集中できていない感じがした。
ご褒美の効果の悪い面が現れたようだ。
 
それでも、 試合自体はさきほどのPKを他のチームメイトがしっかり決めて、2-1で勝利できた。
 
(3)難しい判断
チームとしては、 公式戦2試合とも勝利し予選リーグ1位突破が決定。来月の決勝トーナメント出場につなげた。最高の結果だ。
チームメイト皆がテンションMAX。ただ1人を除いては。
 
次男sailはあと1点取れなかったことで、ご褒美のゲームソフトを逃した。悲しくて心の底から喜べていない。
帰りの車の中で、一緒に応援に行っていた長男sayが「こんなに次男sailが頑張ったんだから、ご褒美をあげてよ」と交渉してきた。
ご褒美の条件は、確かに2試合勝利+3ゴールなので、達成していない。でも、この日の頑張り、活躍はご褒美を上げても良いくらいのレベルだとは思う。
 
このまま悲しい思いをして終えるよりも、成功体験をハッピーな気持ちとリンクしてあげた方が次につながる気もする。
そこで、本日の結果(ゴール)ではなく、過程(勝利を目指して本気で頑張ったこと)を褒めてあげ、これからも今日のような気持ちでサッカーを続けていけるのであれば、ご褒美を買ってあげようと言ってしまった。つまり、譲歩してしまった。
 
反省は色々している。
①親が約束を変えることの弊害= 次も交渉すれば譲歩を引き出せるのではないかと思わせてしまうおそれ
②ご褒美を設定してしまった弊害= ご褒美が無ければ頑張らなくなってしまうおそれ 


妻からは、甘すぎると怒られてもいる。
でも、あの次男sailがこんなに頑張ったんだもん。 うれしすぎてしょうがないでしょ(笑)。

(次男sailの様子は過去の記事をご覧下さい)
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こんな親が子供をダメにするのかも。。。
喜びの感情は持ちつつ、反省点は忘れず、 これからのサポートに活かしていくこと。今回の件を通して、私が一番成長しなければいけないと認識したところでした。