子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「ヘディングシュート」長男say65&次男sail 5の成長記録(2023.4)

絶対負けられないライバルチームとの一戦。0- 0で迎えた後半5分。

左サイドからのクロスを、ニアサイド付近で待ち構えていた長男say(小学6年生)が、ボールにあわせ軽くジャンプし首を捻る。「シュッ」というこすれた音にあわせて、綺麗な放物線を描くヘディングシュートがゴールネットに吸い込まれていく。


見とれるようなビューティフルシュート。
これが決勝点となり、ライバルチームに競り勝った。
 
やっぱり、FWにとってヘディングは大きな武器となる。「ヘディングが上手いことに越したことはない」 と改めて実感しました。


 
(1)ヘディングの是非
サッカーでは大切なスキルの1つであるヘディングですが、我が家では、長男say(11歳)、次男sail(6歳)ともに、ヘディング練習は脳へのダメージを考慮して原則しないようにしています。世界的にジュニア年代でのヘディングを禁止しようという動きが広がってきていることも最近ではよく知られるようになってきているのではないでしょうか。
 
しかしながら、現時点で日本ではジュニア年代においても、ヘディングについて明確な禁止規定はない。そのため、試合ではヘディングシュートはもちろんのこと、ロングキックの跳ね返し等でヘディングを巧みにできるチームが有利になることから、うちだけ全くやらさないということはできない。また、当然将来的にはヘディングが出来る選手が求められるのも分かっている。
 
そこで、大切になってくるのが、練習ではヘディングのトレーニングはさせないが、試合でやろうと思えばやれるようになること。
 
そんな都合の良い話があるのかと思われるかも知れませんが、長男sayを見ていると、ある程度のレベルであれば大丈夫だと思っています。
それではどうやって?


 
(2)ヘディングに必要な動き
ヘディングに必要な動きを分解すると、①ボールの落下地点に素早く入る、②ボールをおでこに当てる、の2つに大別されますね。
ですので、この2つの動きができれば、理論上、実際のヘディング練習をしなくともヘディングが上手くなるはずである。
 
長男sayは、遊びでキャッチボール、ドッチボール、野球の機会を意識的に作っていましたので、①のボールの落下地点に素早く入る動きは結構上手です。

あとは、ボールをおでこに当てる「当て感」 を養えば良いだけなので、たまにゴムボールなどの柔らかいボールでヘディングシュートの真似事を遊びでやらせておいただけ。


本当に、それだけで練習らしい練習はしていませんが、低学年のころから自然とヘディングができるようになっていました 。
 
 
(3)キャッチボールの重要性
現在、私は、次男sail(小学1年生)の少年団チームのお世話をさせてもらっていますが、野球世代の我々からするとビックリするくらい、今の子供達はキャッチボールが出来ませんね。そればかりか、多くの子供達は、顔の付近にボールが飛んで来たら怖がる有様です。

 

それではヘディングはもちろんトラップすらまともにできる訳ない 。ですので、少年団の練習では、サッカーボールを使ったキャッチボール(相手の胸に投げる、手でキャッチする)を取り入れるようにしています。
 
手でできないことが足や頭でできる筈が無い訳ですから、経験上、キャッチボールやドッチボールが下手な子は、サッカーも下手な子が多い。
ですので、手を使ったら反則のサッカーと言えども、キャッチボー ルでタマ感を磨くことは絶対にやった方良いと思います。
ヘディングやトラップ時にボールの落下地点を予測し正しく入る動きにつながるし、ゴールキーパーの練習の基礎ともなりますからね 。
一石何鳥かと思うくらい、キャッチボールは良いトレーニングです 。
 
是非、我が子にサッカーが上手くなって欲しいと思われているお父さんは、遊びの一つとしてキャッチボールもやってあげてください。

ボールを取ることに自信が出ると、試合でゴールキーパーを進んでやるようになるはずです。
 
 
さて、今回は、ヘディングが上手くなることを念頭に、今思うことを綴ってみましたが、仮にヘディングが反則になったらと想像するのも面白い。

容易に想像できるのが、ヘディングが得意な大柄なセンターフォワードセンターバックタイプが少なくなり、足元の技術やスピードのある選手が多くなるだろうということ。

サッカーの進化の方向性も変わっていく。
小柄な日本人にはプラスに働きそうな気もする。
 
サッカーの一つの技術にフォーカスして空想をする、そんなんこともたまには一興ですね。
 
 
【教訓85】
・世界的にジュニア年代でのヘディングを禁止しようという動きが広がってきている。
脳へのダメージを考慮し、練習ではヘディングのトレーニングはさせないが、試合でやろうと思えばやれるようになることが肝要。
・ヘディングに必要な動きを分解すると、①ボールの落下地点に素早く入る、②ボールをおでこに当てる、の2つに大別される。
それらは、キャッチボール、ゴムボールでの遊びで磨くことができる。