子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「試合結果の責任を背負う覚悟(カップ戦③)」長男sayサッカー成長の振り返り64(2023.4)

近隣地域の大きなカップ戦の予選リーグで、過去一番のナイスゲームと過去最低の勝ち試合という内容に落差のある2試合を制して、予選1位で決勝トーナメントに進出した長男say(小学6年生)チーム。
(近隣地域の大きなカップ戦の予選リーグの様子は、過去の記事をご覧ください)

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tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
決勝トーナメント1回戦の相手は、これまで対戦したことが無かったですが、力量は同レベル程度の感じで、何となく怖いチーム。
こちらが、予選リーグ1試合目のような良い状態であれば勝てるだろうし、2試合目のような悪い状態であれば負けるかなとの予想でした。昨日の2試合目の影響がどれだけ出るのかなとの心配もありました 。
 
ですので、長男sayには良い状態で試合に入っていけるよう、気持ち(闘争心)の大切さを確認し送り出す。
 
 
(1)調子のバロメータ

長男sayのその日の調子の良し悪しは、①気持ち(闘争心) の強さ、②運動量の多さ、③ 予測反応の速さの3つのバロメーターをチェックすれば、手に取るように分かる。
この日は、見る限り、試合開始時の気持ち(闘争心) は問題ないように感じた。
 
しかしながら、試合序盤、ミスが続いてしまった。
気持ちがどんどん消極的になっていき、動きが小さくなっていく。すると反応速度が少し遅くなり、余計に良いプレーができなくなる。どんどん委縮していき、足が止まって見えてしまうくらい運動量が減ってしまった。完全な負のスパイラル。
序盤のミスが原因で、調子のバロメーターの3つが最悪レベルまで下がってしまった。
 
調子が悪いなと思ったら、3つのバロメーターを自分で確認し立て直しするよう話し合っていたが、この日は結局、得点を取られ崖っぷちの状況に追い込まれるまで、気持ちの切り替えが出来ず、低調なプレーが続く。
失点を許した後半の終盤以降、少し動きはよくなったものの、そこから追いつくことはできず、0-1の敗退が決まった。
チームのエースである長男sayの不調がチーム全体に機能不全をもたらした形だ。
優勝を目指した大会はベスト8で終了。
 
 
(2)エースの責任

試合後、長男sayはよほど悔しかったのか、チームメイトが着替えをする中、試合に出れなかったメンバーと居残り練習をしていた。
その心がけは素晴らしい。でもね、そうなる前にやることがあっただろうと思う。
いつもパパが言っていることを忘れないように書いておくよ。
 
「サッカーは相手よりも多くのゴールを取ったチームが勝つスポーツ。例えどれだけ失点をしようとも、エース(ゴールに一番近いところにいるFW)であるあなたが、より多く得点すれば絶対に勝つ。だからこそ、試合結果の責任はエースが全て背負う覚悟が必要。
負けたら点を取れなかったエースである自分のせいだと考えないといけない。自分のせいで仲間に悲しい思いをさせるのは嫌だろう。」
 
「そう考えたら、ちょっとくらいのミスを引きづって、調子を落とすなんてできないでしょ。すぐに切り替えて、大好きなみんなのために最高のパフォーマンスを出さなきゃ。」
 
エースはそれだけ責任が重い立場なんだ。
但し、そのおかげで自分を奮い立たせることができ、自分の実力以上のパフォーマンスを引き出すこともできる最高の仕事でもある。
 
試合途中での気持ちの切り替え、調子が悪いときの修正は、大人でさえ難しい。
でも、小学生であっても出来ないことではないと思う。意識してやって行かないと改善していかないことだから。少しずつやっていこう。
 
 
(3)負けて学ぶこともある

翌週の練習後、悔しさを引きずる長男sayに「今日の練習はどうだった?」と聞いたら、こう返してきた。
 
「いつも以上に1つ1つのボールタッチに意識をもって取り組んだ。皆にも次は勝てるように意識を高くもってやろうと声をかけたんだ。そしたら、凄くいいプレーができた」って。

パパはうれしかったな。
 
勝った日は自信をつける日。負けた日は反省する日。
結果だけが全てじゃない。ちゃんと反省し次に活かすことができれば、その負けは意味のあるものとなる。
結果を真剣に追い求めた上で出てくる反省や課題は成長の糧となるから。ジュニア年代は勝利や結果とともに成長も同じくらい大事。
 
ちゃんと、これまで伝えてきたことを自分のものにできている。
今回のカップ戦は優勝できず悔しい思いをしたけれど、長男say には優勝トロフィー以上の価値があったかも知れない。
 
「あなたなら本当に、もしかしたら、もしかするかもね」。

 

そのまま突き進め、長男say!
 
 
【教訓84】
・気持ち(闘争心)の強さ、運動量の多さ、予測反応の速さの3つが、長男sayの調子のバロメーター。
調子が悪いなと思ったら、バロメーターを自分で確認し立て直していくことが大事。
・エースなら試合結果の責任の全てを背負う覚悟が必要。負けたら点を取れなかったエースである自分のせいだと認識する。
・自分のせいで仲間に悲しい思いをさせてしまってはいけない。そのマインドを持つことで、実力を発揮(気持ちの切り替えが)できる。
・勝った日は自信をつける日。負けた日は反省する日。
・結果だけが全てじゃない。ちゃんと反省し次に活かすことができれば、その負けは意味のあるものとなる。結果を真剣に追い求めた中で出てくる反省や課題は成長の糧となる 。
・ジュニア年代は勝利や結果とともに成長も同じくらい大事。