恵まれたコロナ休校期間(2020.3.2~5.31)を過ごし、大きな成長(特に、身体能力の向上)を見せてくれた長男say(8歳)。
その要因として、①鬼ごっこ、②朝練再開の2つを、前回の記事で紹介しました。今回は、その続きです。(前回の記事は、以下をご覧ください)
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■朝練の基本メニュー
前回の記事で、朝練については、長男sayの希望からトラップとリフティング、そしてスピードアップを目的とした縄跳びを中心に約2カ月間(2020.4.8~5.31)取り組んだことを紹介しましたが、 基本的なメニューは以下の通りです。
<基本メニュー>
①近所のグラウンドまで走りながらドリブル(3分)
②縄跳び(5分)
※縄跳びカードに記載されていた「前とび、かけあしとび、あやとび、交差とび、二重とび、後ろとび」などを順次挑戦
③ドリブル練習(15分)
※後ろ向きドリブルなど苦手な技を中心としたドリブルドリルと5m四方のコーンの中で3分間の連続ドリブル
④トラップ練習(15分)
※二人組のパス交換で早い球、浮き球、ロングパスなどを正確にトラップ。静止している状態だけでなく、動きながらでのトラップも練習。
⑤リフティング(15分)
※利き足のインステップ、インサイド、アウトサイド、ももの4種類
⑥リフティング勝負(5分)
※上記リフティングについて親子で回数を競う
⑦居残り練習(その時次第)
※リフティング対決で負けると悔しかったようで長男sayだけ残ってリフティングの居残り練習
■朝練の効果
②縄跳び:
朝練開始当初、二重とびが1回もできなかったのですが、連続5回程度成功できるようになりました。縄跳びの中でも難易度の高い二重とびは、ジャンプ力とともに、ジャンプと縄をタイミング良く連動させる動き=高いコーディネーション能力(調整力)が必要です。
感覚的に、二重とびができるようになると、運動神経がつながった(幼児から少年に変化した)ような感じがします。
④トラップ練習
縄跳びカードには、回数によって対応する級が決められており、長男sayは「今、交差とびは3級だから、2級になるまで頑張る!」っといった具合に、何の実益もない級をものすごく意識して取り組んでいました。(あのモチベーションがどこから湧いてくるのか大人には良く分かりませんが)
それにあやかって、トラップもこれが出来たら3級、2級・・・と級をつけてチャレンジさせると「面白いように食いついてくる(笑)」。
初段くらいに設定した”20mくらい先から蹴った早めのボールをインサイドでクッショントラップをする(ゴールキックを自分のボールにするイメージ)”をかなりの確率で出来るようになりました。
⑤リフティング ⑥リフティング勝負 ⑦居残り練習
長男sayのそれまでの最高記録は、夏に達成した57回。(詳細は、過去の記事をご覧ください)
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その後、リフティングはたいして練習をしておらず、記録は伸びていなかったみたいですが、この期間に200回オーバー(利き足のインステップ)を達成しました。
練習のモチベーションとなったのは、間違いなくtokotonpapaとの勝負。
「勝てばアイスクリームを買ってくれ」などの条件を出してきて、夢中になってやっていました。負けると居残り練習もやっていましたので、本気で悔しかったようです。
アウトサイドのリフティングなどでは、サッカー経験者の私が本気でやっても負けてしまうこともあるくらいまでになり、「あぁ、これから息子に負けることがたくさん出てくるんだなと覚悟させられたのを覚えています。」(正直、うれしさの方が勝っていますが)
■室内トレーニング(オンラインレッスン)
長男sayがコロナ休校期間に伸びた要因として、①鬼ごっこと②朝練再開に加え、3つ目として室内トレーニングがあると思っています。
コロナ休校が始まったばかりの頃、ステイホームを少しでも快適に過ごせるようにと子供部屋(約10畳)の家具やおもちゃをほとんど撤去してしまい、部屋内で子供達がサッカーやバレエのトレーニングをストレスなくできる環境を整えました。
自宅内にトレーニング部屋があると、ボールに触る機会が増えるのは間違いありません。天候や時間に影響を受けずにトレーニングできますし、子供達どうしや親子間でのボール遊びの時間も増えます。
私も「ちょんリフ」をたくさんするようになって、現役時よりも上手くなったほどです(笑)。
ほどなくして休講していたサッカースクールもオンラインレッスン (5月11日~5月31日の平日)が実施されるようになりましたので、恵まれた環境で出来たと思います。
(オンラインレッスンは、主にボールフィーリングと体幹トレーニングが中心だったようです)
このような感じで、長男sayはコロナ休校期間中に所属チームでの練習はなったですが、通常時よりも基礎体力や基本技術にしっかりと取り組むことができました。そのおかげか、再開後に練習に行くと、長男sayの動きが明らかに良くなっている。中でも、身体能力(敏捷性)が向上している感がありました。
もちろん、身体的な成長の時期が重なっていたこともありますが、tokotonpapaの印象としては、やはり、 鬼ごっこ、縄跳び、(少しですが体幹トレーニングも)の効果が複合的に現れたような気がします。
特に、この期間は体を動かすこともままならない環境下に置かれた子供達も多かったため、相対的な比較で、長男sayの伸びが顕著に感じられました。
実際、長男sayはサッカースクールでコロナ休校期間あけからAチームに定着できるようになっています。
本田選手が
「成功したい人にとって休日をもらって休んでるようでは話にならない。中学生の時くらいから休みをもらうと出し抜くチャンスやと思って、もっと休みをくれって思ってた」
https://news.goo.ne.jp/article/soccerdigestweb/sports/soccerdigestweb-46600.html
というが気持ちが、良く分かりますね。
長男sayは、本田選手のようなことは全く考えてないと思いますが、このコロナ休校期間が、彼のサッカー人生で一つのターニングポイントになるのではないか、そんな気がしてなりません。
【教訓29】
- 二重とびは、身体能力・コーディネーション能力の成長のバロメーターとなる。
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縄跳びやトラップなどプログラム毎に級をつけてチャレンジさせると楽しみにつながる。
- 競争は子供にとって最高の楽しみ。リフティングなど記録が出るものは、競争させる環境を作るべし。
- 負けた悔しさが自主練習のモチベーションとなる。
- コロナ禍により、オンラインレッスンが練習方法の選択肢の一つとなっている。自宅トレーニングができる環境整備も重要。
- 休みの日は、ライバルを出し抜くチャンス(本田語録)。
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