子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「県大会決勝リーグ②」長男sayサッカー成長の振り返り55(2023.2)

前回、県大会決勝リーグに残った4チームのチームカラーを私なりの印象で記載しましたが、皆さんはどこのチームが優勝したと思いますか?

 

 

 

(1)試合結果

結論から言うと、1位:J下部チーム、2位:近年全国大会で目覚ましい成績を残しているチーム、3位:Jリーガー多数輩出の超名門チーム、4位:長男say所属チームでした。

 

上位3チームは実力が拮抗していて、たすき掛けで潰しあい勝点同数。どこも素晴らしいチームでどこが優勝してもおかしくない内容でした。

 

一方、長男sayチームは、得失点を稼ぐためにどこのチームからも執拗に攻め続けられ、ラクビーの試合かと思うような点差で全敗。

結果的に、長男sayチームからより多くの点数をとったチームが上位にあがるという結果になりました。

長男sayチームからすると、他の3チームとはチーム力があまりに違い過ぎて、“惨めさ、悔しさ、恥ずかしさ、絶望感″ などの感情をこれでもかと味わう、残酷な一日になりました。

 

特に、3試合目に対戦した今大会1番のFWは全く抑えることが出来ず、衝撃的な負け方をしました。マッチアップした長男sayチームの大黒柱(チーム1の身体能力を誇る)DFが、あそこまでやられるとは。

試合後、普段は負け知らずの彼のユニフォームはビリビリに引き裂かれており、うなだれ、涙する姿を見るとこちらもいたたまれなくなる。

 

ひょっとしたら、昨日の予選で敗退していた方が、HAPPYだったのではないかと思ってしまうほどでした。

 

(2)目指すものは何なのか

ある程度このような結果になることは想定していました。それでも、この経験は、全国クラスの超強豪との実戦を通して、通用するものは何か、どれだけの差があるのかを知れる良い機会と前向きに捉えていたのですが、正直、何もかもが差がありすぎて、相手の力量を知ることすら出来なかったと言うのが本音でした。

スピード、パワー、シュート力、身体の大きさ、ドリブル、テクニック、インテリジェンス、精神年齢、気迫、サッカーにかける思い、ピッチ外の振る舞い、、、、全て。

 

仕事でも勉強でもスポーツでも、目標(あるべき姿)と現状とのギャップが分かれば、何をどれくらいやればいいのか計画も立てれるのですが、正確なギャップが分からなければそれすら出来ない。小学生時代に追いつくことは見通しも立たないと、もうお手上げだなと感じてしまいました。

 

救われたのが、試合後の長男sayの言葉。

今日どうだったと聞くと、「ボコられたけど、今日ここにこれて良かった。個人としては、いつになるか分からんけど追いつけない事はないと思った。また、このチームでアイツらを倒す目標が出来た」と。

 

ハッとした。

そうか、彼が目指すものは、小学生で全国レベルの選手に肩を並べることではなく、もっと先に海外で活躍するプロサッカー選手になることだった。

早生まれで成長の遅い長男say(小学5年生)は、短期的に現在のスーパー君と比べる必要はなく、彼の20歳頃の理想像を追い求めて、今大切だと思うことを積み上げていく。

目標は将来の自分の理想像。それでいいじゃないか。ここまで納得の成長ができている。

 

今日はさんざんな目にあったけど、ポジティブに考えれば、昨日勝てたからこそ、この新しい景色が見えた。諦めて逃げ出さなければ、このステージから再スタートが切れる。昨日の予選で敗退していた方がHAPPYだったのではないかと思ってしまった自分は間違いだった。そう思えるようになりました。

 

翌週の練習日。

コーチからこの日から再出発しようとの話があったようです。チームメイト全員が気持ちを切り替えてやる気に漲っているようだ。

それを聞いて、このチームは、きっと更に強くなる。そう思いました。

 

これから、この子達は、どんな新しい景色を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。

 

 

【教訓73】

・目標は、周りのスーパー君ではなく、将来の自分の理想像。

・新たな景色を見ないと分からないものがある。例え、それがどんな結果になろうとも、逃げ出さなければ、また、そのステージから再スタートが切れる。