子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「ようやくの手応え」次男sailの成長記録12(2024.5)

週末に開催された次男sail(7歳)の試合を観て、次男sailにもようやく、“これからもサッカーをやっていけそうだ” と感じるくらいの手応え(成長の実感)があった。今日はそんなお話です。
 
私は、次男sailの前に、長男say(12歳)の父として、またサッカーコーチとして彼の成長の過程を観てきているので、何をすれば大体どの時期にどの程度のレベルとなっているのかイメージがつく。
長男sayの場合、同じような手応えを掴めたのが小学1年生の終わりごろ。
(長男sayのケースは、過去の記事をご覧ください。)
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tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
長男sayはサッカー経験ゼロ、体が小さくスピードもない身体能力としては恵まれない少年であったが、サッカーを初めて1年くらいすれば、同学年のトップ層とまではいかないが、チームの中心選手として輝けるくらいのレベルにはなった。
そのイメージと照らし合せると、次男sailのポテンシャルを考えた場合、これまで順調と言えるような成長ではなかった。
 
 
(1)精神的な成長の遅さ
長男sayも次男sailも2月生まれの早生まれ。そのうえ、身体的成長速度も1年くらい晩熟であるため、学年の中で一番背が低い部類に入る。2人の同時期の背格好は大体同じくらいかな。
それでも、次男sailは小さい頃からサッカーに親しんできたし、長男sayに比べて運動神経も良かったので、もっとエクセレントなプレーヤーになっていてもおかしくなかった。

だが、実際はそうならなかった。


要因は精神的な成長(自立性)の遅さだと思っている。
 
人の話をしっかりと聞く、ふらふら立ち歩かない、ものごとに集中して取り組む、忘れ物をしない、宿題をちゃんとやるなどの「自立」の部分が兄の同時期と比べると見劣りする。兄はクラスの支援を必要とする子のお世話係だったが、弟は逆にお世話される側の立場で、精神的な成長面でかなりの差があるとの認識。
 
生活全般において「自立」が苦手なのだから、 サッカーだけ成長するといったことはない。
 
次男sailをみてきて、身体の成長だけでなく精神的な成長も人によってばらつきがあることがよく分かった。
 
改めて、サッカー部の子供達を見渡してみると、低学年でサッカーが上手い子は所謂“しっかりしている子” が多いし、サッカーが下手な子は必ずといってもいいくらい精神面で幼い子だ。
 
(2)心を育むために
生活面で普通の小学1年生が出来ることが上手く出来ない次男sailだったが、我々夫婦は極力叱ることはしなかった。
叱っていたら、 一日中叱っていなくてはならないようになるからというのもある。
期待を伝えたり、こういうやり方がいいのではとの提案して、少しでもできれば大げさに褒めてあげるということを根気強く続けるようにしている。
 
また、私はたくさん遊ばせることが心を育む一番の近道だと思い、時間があれば外遊びに連れて行っている。
彼は本を読むこと好きで、放っておいたら一日中本を読んでいるので、自主的に外に遊びに行くタイプではない。
公園に連れ出し鬼ごっこ、バトミントン、ドッチボール、サッカー、野球など体をめいいっぱい使って遊ばせる。
上手くいかないとすぐに機嫌を損ねてやらなくなる「きかん坊」 なので、楽しさを感じてもらえるように工夫を重ねた。
 
体を動かせば神経系も発達してくるし、勝つための方法を考えることで脳も活性化する。
友達と楽しく遊ぶ中で協調性、社会性も磨かれる。外遊びはいいこと尽くし。
最近では、体力が無いことが課題だったため、 山登りも取り入れている。
登山に行けば、一日中、山や川を駆け回っているので、運動量はサッカーの練習の比ではない。
最初は面倒くさがっていたが、次はいつ山に行けるとせがんでくるようになっている。
来週は、1000m級の山を登った後、温泉街まで下山し、温泉に浸かってくる計画だ。
 
 
(3)急がば回れ
サッカーが上手くなるために、次男sailにはサッカーの練習(ドリル 形式)ではなく、サッカーとは一見関係のない外遊びをさせている。
もちろん、直接的な技術練習はあまりやらないので即効性はない。この1年は、サッカースクールなどに入るなど本格的にサッカーに取り組んでいる体や心の成長が早い子に、どんどん追い抜かれている状況だ。
 
それでも、器が整わない状況で水を注いでも効果が低いと思い、焦らず彼に必要なことに取り組んでいる。
「心・技・体」の「心」と「体」を先に鍛える戦略だ。
 
それでも、そう理解はしているが、やっぱりヤキモキするところは多分にあった。
もっと必死にやって欲しい、もっと集中して欲しい、もっと活躍して欲しい、もっと出来るはずだと。
 
それが、先週末、ようやく思い描いていた姿に近いものが観れたのだ。
まだまだ同世代の子と比べると「心」の面で未熟さは残るが、どうにもならない最低ラインは超えたのだと思う。

嬉しくてしょうがない。
 
これからが、次男sailのサッカー選手としてのスタートラインかな 。
「心」が整い、本格的なサッカーの練習を受け入れる準備が出来た。これからはやればやるだけ伸びていくはずだ。やるべきことは分かっている。

 

逆襲の時だ。やってやろうぜ、次男sail!
 
 
P.S.
次男sailのお世話や一緒に遊んでくれるお兄ちゃんお姉ちゃん、いつもありがとう。
あなた達がいなければ難しかったこと、出来なかったことがたくさんあったと思う。本当に感謝。
あなた達のおかげで、次男sailも立派に成長しているよ。もう少し、お手伝いをお願いするね。