子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「仲間に迷惑をかけることが問題なんだ」長男sayの成長記録75(2023.10)

10月中旬、会社でデスクワークをしている時、 私の携帯に見慣れない電話がかかってきた。
とっさに応答すると、長男say(小学6年生) の小学校の先生からだった。
「長男sayが、学校で友達と遊んでいた際に怪我をして、 病院に来ている。足首の上あたりが痛いと言っている。家族の方に病院に来て欲しい」との連絡。
 
私は、その瞬間ゾワゾワっと胸騒ぎが起こり、嫌な予感がした。仕事を片付け、病院に直行した。
 
病院に着くと長男sayはちょうど診察室にいるとのこと。ドアをあけた。
目に飛び込んできたものは、泣いている長男say、そしてギブスが巻かれていた右足。
すぐさまに状況を把握した。「右足を骨折したんだ」と。
 
病院の先生から、説明を受ける。
「右足後果骨折(内側の踝の少し上の骨折)。 ギブスを取りあえず3週間。その後は、治り具合を見てからのリハビリとなる。長男sayから近いうちに大事なサッカーの試合があると聞いたが 、それは無理です」と。
そう、11月初旬に、小学生サッカーの集大成である「全日」の市内予選決勝が控えていたのだ。
 
「なぜ今怪我をする。 全日を目標に努力をしてきたのに全て台無しじゃないか、、、」。
聞きたいこと、言いたいことがたくさんあったが、 その場では全ての感情を押し殺し、淡々と手続きを済ませ、 先生にお礼を申し上げ、長男sayを家に連れて帰った。
 
家に帰って長男sayと会話をしてみると、友達とじゃれあっていて、もつれてこけた拍子に相手の体重が足にかかり骨折したようだ。
それも長男sayの方がちょっかいをかけたのが経緯とのこと。
長男sayは、痛さや試合に出れない悲しさでメソメソしているものの、その話しぶりから、イマイチことの重大性が理解できていない気がしたので、私の思うところを冷静に彼に伝えた。
 

「この大切な時期に怪我をするなんて不注意極まりない」
「サッカー中の怪我なら諦めもつくが、おふざけが原因なんて後悔しか残らない。なぜ、大事な時期なんだからと自制できなかったんだ」
「この大会を目標に努力をしてきたのに全て台無し」
「自業自得だから自分が試合に出れないということは受け入れざるを得ないが、あなたに期待をし育ててくれたコーチ、同じ目標をもって一緒に努力を重ねてきたチームメンバーに迷惑をかけてしまうことが一番の問題。」
「あなたは仮にもチームのエース。あなたを中心に攻撃パターンを積み上げてきた。あなたがいなくなれば全てが狂う。下手をすると市内予選の決勝戦負けてしまうぞ。」
「大好きなチームメイト、たくさんの人の夢や期待を背負っているのに、おふざけでぶち壊してしまうなんて耐えられないだろ」
「また、全日だけじゃなく、希望のジュニアユースのセレクションも受けれない」
「あなたのサッカー人生が少し変わってしまうかも知れない。最悪、ノンセレクションのジュニアユースや中学のサッカー部を選択せざるを得ないことを覚悟しておくように」
「そういったことを想像できていれば、行動が変わっていたはず」
「この怪我が、次に活かされることを切に願っている」と。
 
その後、私は仕事のために書斎に籠ったが、長男sayが大声でわめき散らし泣き続ける声が、絶え間なく響き渡っていた。
 
こうして、長男sayの全日は不完全燃焼のまま終わった。
 
 
P.S.
長男sayよ。せっかく、県大会という晴れの舞台での活躍(昨年超強豪チームにやられたあの屈辱の回収)を目指して、一緒にトレーニングしてきたのにね。
パパもあなたと同じくらい、もしかしたらそれ以上に落胆しているかも。辛すぎる。
代ってあげられるものなら、なんぼでも代ってあげるのに。本当に心底そう思っているのに、それすら出来ないのが歯がゆいよ。
 
まぁ、パパのことはどうでも良い。 どんなことがあってもあなたの一番のファンであることは変わらない。
それよりも、この出来事を活かすも殺すも自分次第ということをよく肝に銘じておくように。
 
深く反省し、もう二度とこのような失敗は起こさないと強く心に刻み込めれば、結果、あなたの人生にとってプラスとなる。
あなたならそれが出来るはずだ。

こんな代償たいしたことはなかったと思える日がきっとくるからね 。
これからの立ち直りや精神的な成長を期待しています。