小学6年生の8・9月に入ると、ジュニアユース(中学年代)のクラブチームの練習会(新入団希望者向け)が活発になってきました。長男say(小学6年生)も、現在進行形で幾つかのチームの練習会に参加しているところです。
強豪や人気のあるクラブチームにおける入団までの流れは以下の通りです。
⑴候補のクラブチームの練習会に申し込み、 チームの雰囲気や練習内容を確認。
⑵入団したいと思ったらセレクションを受ける。
⑶セレクションに合格したら入団が決定。
※ セレクションが無く先着順で受け入れるチームや練習会自体がセレクションを兼ねているチームもあり
(1)ジュニアユース選定の基準
高校や大学を選ぶ際は、入る時点でとにかくレベルの高いところを目指すという価値観が日本では大きいが、ジュニアユース選びはそれだけではいけない。11名しか試合に出れないというサッカーの特性上、チームメンバーとの競争の中で、試合に出場できるメンバーに選ばれるかどうかという視点が重要になる。
試合出場の経験は、サッカー選手としての成長に直結するからだ。強いチームで有ればあるほど、レベルの高い選手が集まるため、レギュラーになれる可能性は低くなる。
一方、試合に出場できるからと言って、レベルの低いチームに身を置いていては、自身の成長を最大化させることは不可能だろう。
チームレベルを考慮しながら、卒業する段階で、 最も自分自身のレベルを高められるチームを選択とする必要がある。
但し、これがなかなか難しい。サッカー選手としての成長という観点だけでも要素はたくさんある。
①試合に出場できる
②レベルの高い相手と試合ができる(所属リーグ)
③目指すサッカースタイルとのマッチ
④良い指導者の指導が受けられる
⑤レベルの高いメンバーと練習できる
⑥練習環境が良い(専用グラウンド、人工芝、ナイター設備)など
また、中学生である以上、サッカーだけやっている訳にはいかない。もちろん勉強もしっかりやる必要がある。そうなると、勉強時間を確保するためには、以下のような要素も考慮に入れる必要がある。
⑦練習会場まであまり時間がかからない(自転車で通える)
⑧サッカーと勉強の両立を図るサポート体制がある
その他、⑨金銭面、⑩チームメンバーの受入数、⑪卒業後のサポート、⑫チームの雰囲気(パワハラやイジメが無いか)、⑬Bチームとなった場合でも見捨てずに育てているかなども考慮する必要がある。
(2)我が家の優先順位・プロセス
幸いなことに我が家は比較的大きな都市圏に住んでいるために選択可能なチームは結構ある。
そこで、サッカーはもちろんのこと、勉強もしっかりやってもらいたいという親の希望から練習会場まで自転車で通える範囲(⑦だけでなく⑨にも関係)で、夢であるプロサッカー選手につながるチームレベル(②と⑤ に該当)の4つを最低限満たすことを前提とした。それでも、プロサッカー選手につながるチームレベルを地域リーグ~ 県2部相当までとすると、まだ候補は6つある。
あとは、6つのチームの練習会やセレクション、試合観戦を踏まえて長男sayに自分で決めてもらうプロセスとした 。
但し、長男sayは「晩熟」ということもあり、 少なくとも中学1~2年生辺りまでは、かなり苦労するだろうと伝えたうえでだ。地域リーグ所属のチームは試合に出れない可能性が極めて高いと。
(晩熟に関する内容は、過去の記事をご覧ください)
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長男sayには、これから、自分が晩熟であるということを認識したうえで、特に、指導者(④ )、サッカースタイル(③)、練習環境(⑥)、チームの雰囲気(⑫)を中心に見てもらい、最終的に試合に出れるかどうか(①)をどの程度重視すべきかを親子で話合い、お世話になるチームを決めていきたいと考えている。
つづく。