子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「ヒリヒリするPK戦(県大会1回戦)」長男sayサッカー成長の振り返り52(2023.2)

先日、長男say(小学5年生) チームが出場した県大会を観戦してきました。出場16チーム。初日に予選トーナメントが行われ、ベスト4に残れば翌日の決勝リーグに進出できる形式です。
 
トーナメント表には名だたる強豪チームの名前が並ぶ。大きなスタジアムに綺麗な天然芝。
さすが県大会って実感する環境でした。
(これまで県大会なんて無縁の世界にいたのでそこにいるだけで感無量です(笑))
 
1回戦はこれまで対戦したことが無いチームで力量は計りかねましたが、コーチ曰く「どっちが勝っても1点差ゲームになるんじゃないかな」とのこと。
だとすると、チーム力は同じくらいなので、 試合への入り方が良い、絶対に勝ちたいという気持ちの強いチームが勝つ。
長男sayには最高の試合の入りができるようにと、サポートに徹しました。
 
 
(1)動きの良い日のルーティン
長男sayが、試合での動きが良い日の当日の過ごし方は、以下の通りと経験上分かっているので、それらが流れるようサポート。
・前日は疲労が残らないようにストレッチをして、 いつも通りの時間に寝る。
・当日はいつも通り起きて炭水化物の多い食事を摂取(試合の合間に食べる補食を持参)
・家を出発する前に、家の中で素足でボールを触る(いつもの基礎トレ10分程度)
・試合会場までの車の中でイメージトレーニング(勝つ、うれしいシーンを少しだけ)。
・闘う気持ちの確認(本人のことだけでなくチーム全体を引っ張ることを確認)。

 

注意が必要なのは、午後から試合がある日の午前中の過ごし方。長男sayはゲームなどでダラダラ過ごすと本当にパフォーマンスが悪くなるので、試合後まで待つように厳命しています。
不思議なもので宿題や勉強をすることはパフォーマンスにあまり影響がないので、率先してやってもらいます(笑)。
 


(2)キレキレの1日

1回戦の試合内容は、コーチの予想通り。チーム力が均衡していて本当に面白い戦い。
重要な公式戦らしく固い試合運びの中で、お互いがチャンスを作り出し、どちらに点が入ってもおかしくない流れ。
1プレー1プレーに一喜一憂し、ハラハラドキドキが止まらない。

「子供の試合ってこんなに胸が締め付けられるの?」って思い知らされました。

(私自身がアスリートだった頃、それなりの大舞台を経験をしてきておりプレッシャーには強いつもりでしたが、自分では何も出来ず願うことしか出来ない子供の試合は遥かに苦しいものだと実感。)
 
その中で、長男sayはキレキレの動きでした。

試合前の準備、入り方が成功したことが一目で分かりました。
もともと繊細なボールタッチが武器の長男sayですが、この日は更に光っていました。質の良い天然芝が能力を際立ててくれたのだと思います。
唸るようなトラップでチャンスメイクをしていく。

 

前線の長男sayにボールが入るとボールが収まるので、チームに時間をもたらしてくれる。
また、この日はそれに加えて自分でボールを運ぶという部分が素晴らしかった。
決してスピードがある訳ではないのですが、キレのある動きで相手をかわし、相手ゴール前まで推進していく。目指しているFW像に一歩近づいたような気がしました(ほんとまだまだですけどね)。
 


(3)5人目のキッカー
長男sayの活躍もあってチャンスは作り出すものの、 あと一歩のところでゴールラインを破ることができない。
相手の決定機も体を張って何とか守り切る。この試合はたくさんの運も味方につけていました。
結果、0-0のスコアレスドロー

勝敗の行方は、PK戦に託されました。
 
コーチがキッカーの順序を決め、長男sayは5人目。
小学生のPK戦は3人制なので、長男sayまで回ってくることなく勝敗が決着することを願い、チームメイトの活躍を応援します。

 

相手が先行でスタート。 キーパーのセーブを祈るような思いで観ていましたが、 相手チームも落ち着いてゴールに流し込む。そしてこちらも冷静にゴールを決める。

胸が苦しい。見てられない。。。
 
何とか4人目までに試合を決めてくれと願うのですが、その後も両チームともゴールを決めていく。
ついに、サドンデスとなる4人目も両チームともゴールを決め、長男sayの順番まで来てしまいました。
 
まずは先行の相手チームの5人目のキック。

見事、味方キーパーがナイスセーブ。会場が沸きます。そして、これを決めれば勝ちという場面で長男sayが登場。


静まりかえるスタジアムから「〇〇がんばれー、決めろー」との応援が聞こえる。見ている親は心が潰されんばかりの状況なのに、本人は自信満々の雰囲気。

立ち姿が綺麗というのですかね(←親バカですね)、なんか決めるような気がしました。
案の定、左上スミに強く突き刺しゴール。
 
その瞬間チームの皆で抱き合い喜ぶ。

長男sayはチームメイトに飛び上がって抱きかかえてもらってました。
そしてキーパーへの労いでみんなが頭をはたく。
 
本当に素晴らしい光景でした。
 
後から聞くと、これを決めたらヒーローになれると、全然緊張していなかったようです。
長男say、メンタルが強くなったな~と感心しきりでした。
 
そして、勢いそのままに2回戦に臨んでいく。

( 次回につづく)

 

【教訓70】

・試合でパフォーマンスを発揮するための当日の良い過ごし方がある。ルーティン化して安定して実力が発揮できるようにする。

・失敗したらではなく、成功したらヒーローになれるとのポジティブ思考が、良い結果を呼び込む。