子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「トンネルを抜けると」長男sayサッカー成長の振り返り40 (2022.8)

『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』

 

川端康成の『雪国』の書き出しのように、長男say(小学5年生)が、不調の長いトンネルから這い出たあとに見えた景色は驚くべきものでした。

 

(不調の長いトンネルについては、過去の記事をご覧ください)

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tokotonpapa.hatenablog.com

 

ミスが格段に減り、判断もよくボールを取られない、そして身体のひ弱さが目立たなくなり、しっかりと守備でも喰らい付く。まるで別人かのような長男sayの驚きのパフォーマンスが、長いトンネルを抜けた後に開催されたフットサル大会で繰り広げられていました。

 

 

(1)チームの救世主

その日は、強豪チームが集まるU12フットサルのカップ戦。

チーム内の良きライバル達が勢揃いする日でしたので、第一試合の出来次第で今日一日の出場時間が大きく変わることを親子で確認し、気合いを入れていざ出陣。

 

有難いことに、予選リーグ第一試合の先発で使ってもらえ、開始早々に長男sayが得点。感情剥き出しのガッツポーズを見た時、気持ちの持っていき方に成功したことを確信しました。そのままライバルチームに2−1の勝利。

その後もそのままの勢いで予選突破を決めました。

 

そして、決勝トーナメント1回戦(準決勝)の相手は、全国レベルの強豪チーム。

長男sayがベンチスタートで始まったこの試合は、素人の私が観ても明らかなくらいチームの流れが悪い。長男sayの代わりに出場したライバルのプレスの甘さや繋ぎのぎこちなさで淀みが生まれている感じがしました。案の定、前半早々に0−2のビハインドとなる。

そんな危機に長男sayの出番が回ってきました。

 

ここがレギュラー再奪取の正念場と祈るような思いで観ていると、長男sayが圧巻のプレーを連発。前半のうちに、長男sayが2点を奪って同点に。チームに勢いをもたらし後半にも他のメンバーの追加点をアシストし勝利に貢献。チームの救世主となりました。

試合終了後、チームメンバー達から「長男sayのおかげで勝てた!」と褒めてもらったようで、とても喜んでいました。

 

 

(2)世代トップとマッチアップ

決勝の相手は、J下部に所属する地域の有名選手がいる名門チーム。間違いなくこの辺りではU12世代のトップクラスの選手です。ポジション的にそんな世代トップの選手と1学年下の長男sayがマッチアップする試合は、親としてはワクワクでしかありません。

 

結果は、もちろん試合も個人対決も「けちょんけちょん」にやられましたが、セットプレーから長男sayが1得点を取ったり、個人的にもJ下部選手を抜いてシュートを打つ(キーパーに弾かれて惜しくもゴールならず)など、確かな爪痕を残していたのも事実です。

本人の中では、「来年であれば彼と同等にやる自信がでた」と納得の手応えを得たとのこと。

(私の中では、簡単に埋まるような差では無いように感じましたが(笑)・・・)

 

残念ながら、チーム成績としては準優勝となりましたが、収穫の多い一戦でした。

 

 

(3)まさかのチームMVP

試合終了後の表彰式の際、各チームのMVPが発表されましたが、そこで、先輩方を差し置き、まさかの長男sayが選出されました。それも大会を観てきたチーム外の審判が選考したとのこと。

 

今日のパフォーマンスであれば、可能性はあるかもと思いましたが、まさかまさかの出来事でした。

 

試合会場からの帰り道、そして、祝勝で立ち寄ったレストランでご機嫌の長男sayと話し合ったことは、「なぜこんなに急に上手くなったのか?」と言うこと。

2人で挙げた要因としては

・更なるレベルアップのために続けている利き足トレの成果【テクニック】

・スピードアップのために取り入れたトランポリン遊び【スピード】

・お盆休みで3〜4日完全オフとした体のキレ【フィジカル】

・苦しい時を乗り越えたメンタル強化【メンタル】

などでした。おそらく1つの要因に引っ張られたものではなく、これらが合わさり、レベルアップポイントを一気に突破したという感覚です。

やっぱりサッカーの成長曲線は、右肩上がりの直線ではなく、階段上の曲線なのかも知れません

 

PS.もらったMVPのメダルと決勝戦で戦ったJ下部君と並んだ写真(彼もMVPに選出)は彼の大切な宝物となったようです。

 

 

 

【教訓60】 

  • 試合や練習後、親子で語り合う時間は至福の時。やり方が正しければ、絶対に良い効果を生むので、親は子供の試合をできるだけ応援行ってあげましょう。
  • サッカーの成長は、右肩上がりの直線ではなく、階段上の曲線で、ある日一気にレベルアップしたかのように感じる。