子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「結局フットサルってどうなの?」長男sayサッカー成長の振り返り51(2023.1)

8月より、少年団から近隣のクラブチームに移籍をした長男say(小学5年生)。そこでの活動が思っていた以上に忙しく、移籍前から通っていたフットサルチームを12月いっぱいでやめることになりました。

(クラブチームの活動は、平日3日の練習に加えて、土日祝のほぼ全ての日に試合(公式戦かTM)が入る。 そこに加えてトレセンの練習会や試合が加わるので、土日も午前・午後のダブルヘッダーになることもしばしばでした。)

 

長男sayはフットサルチームが大好きだったので何とか継続していきたかったのですが、土日の試合が重なりどちらにもご迷惑をかけてしまう状況だったため、苦渋の決断をすることになりました。フットサルチームの関係者の皆様には長男sayを育てていただき本当に感謝するばかりです。  

 

そこで、今回は、サッカー成長のためにフットサルを本気で2年間続けた長男sayを事例に、実際フットサルをやってどうだったのか感想を書いてみたいと思います。  

 

結論から申し上げると、、、、

 

「長男sayはフットサルをやることによってサッカー選手として大きく成長したので、大正解だった。もう一度同じ選択を求められても、間違いなくフットサルをやらせてあげる」です。  

私の中では、もうこの結論で十分なのですが、もう少し詳しく説明して欲しいという方向けに、以下にて補足します。 読まれる方は、素人のサッカー好きのおっさんの言うことですので、鵜呑みにせず、参考情報として目を通すくらいにとどめておいてくださいね。  

(以下は、平等に比較するために、サッカー+フットサルの時間とサッカーオンリーの時間が同じとの前提条件で記載します。)  

 

(1)フットサルで成長するもの

フットサルを通して成長しやすいものは、「認知・判断」の部分だと思っています。 「あれ? 認知・判断ってサッカーで大切と言われているものじゃないか」と思われた方も多いのではないでしょうか。

 

そうなんです。私のフットサルに対する定義も、乱暴な言い方をするとフットサルはサッカーの一部分(ゴール前の攻防を凝縮した競技)なので、成長する部分もサッカーと同じという考え方なんです。

但し、上手くフットサルを取り入れれば、その成長速度が飛躍的に高まるとも思う。      

 

(フットサルの私の解釈については、過去の記事を参照ください)     

    ↓  ↓  ↓       

tokotonpapa.hatenablog.com

 



なぜ、「認知・判断」の部分が成長しやすいと言っているかというと、フットサルは少ない人数、狭いコートでプレーすることにより、「判断」の回数が飛躍的に多くなる(「認知」の対象が明確ということも利点)こと、また、フットサルはサッカーに比べ局面局面の打開策が言語化、体系化されているため「判断」のオプションを習得しやすいと考えているからです。

局面の打開策が確立しているという点は理解しにくいかも知れませんが、フットサルにはサッカーのセットプレーのようにチーム全体(2人組、3人組)でこのように動こうとパターン化されたものが、曲面こどに数多く存在します。ハンドボールやバスケットボールに近いと言えば分かり易いでしょうか。いくつかの形がある中で、状況に応じて臨機応変に選択、アレンジしていく。このようなことを習慣化していることで、崩し方の理解が進みやすいんですよね。必然的に「判断」の質が良くなる。

 

 

(2)技術は反復練習

それじゃあ、「認知→判断→実行」のプロセスのうち、「実行」の部分はどうなの?って問いに答えるとすると、私の印象としては、「実行」断面で必要な技術レベルを上げるのは、結局は反復回数がモノを言うので、サッカーでとかフットサルでとか競技性の違いはあまり関係ないと思いです。要は本人の取り組み方次第。

(フットサルをやっていない幼児でも異様にボール扱いの上手い子が沢山いますよね。)  

 

気をつけておくべきことは、サッカーの方がボール扱いが難しい、ロングパスのようにサッカーにしか無い技術があるので、サッカーを通してでしか身につかないものもあるということです。

 

(上記については、過去の記事を参照ください)     

    ↓  ↓  ↓       

tokotonpapa.hatenablog.com

 

 

(3)どんな環境が良いのか

それでは、フットサルをやれば誰もが「認知・判断」の能力が上がるのか。残念ながら、答えは否だと思います。なぜなら、サッカーのミニゲームでもフットサルと同じような条件は作れるので、それだけでは変わらないと言わざるを得ない。

 

フットサルに精通したコーチ(出来ればフットサルのプロ経験者)に体系的に教えてもらうこと。そのためには、週に1.2回の練習だけじゃ不十分(練習の大半が技術練習で費やされてしまう印象)。

理想を言えば、チーム活動を通して毎週のようにゲームを経験しチームとしての完成度を高めていけるような環境がよい。本格的な競技フットサルをプロのコーチから学ぶのであれば値打ちがある。私の感覚はそんな感じです。

 

頭を鍛えず技術だけ教えているトレーニングじゃ、フットサルをあえてやる必要がない(サッカー(ミニゲーム)での練習でも変わりない)ですもんね。

 

 

上記のような環境は少ないかも知れませんが、お子様の「認知・判断」能力を飛躍的に伸ばしたいとお考えをお持ちの方は、参考にして下さい。

間違っても、フットサルをやっても技術が上がらないじゃないかと怒らないで下さいね。技術レベルをあげるのは、競技やコーチの問題では無く個人の努力の範疇です。反復練習には是非お父さんが付き合ってあげて下さい。

 

【教訓69】

・フットサルを通して成長しやすいものは、「認知・判断」の部分。

・フットサルに精通したコーチ(出来ればフットサルのプロ経験者)、毎週の試合を通してチームとしての完成度を高めていける環境が望ましい。