長男say(小学5年生)は、この度、サッカーを始めた小学1年生からお世話になった少年団のサッカーチームを離れ、隣街のクラブチームに移籍することになりました。
(少年団でサッカーを始めたばかりの頃の様子は、過去の記事をご覧ください)
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少年団チームのおかげで、サッカーの楽しさや仲間の大切さを学んだと思いますし、間違いなく選手としても大きく成長できましたので、感謝の気持ちしかありません。
今回は、そんな長男sayの「感謝いっぱいの移籍」について振り返ってみたいと思います。
(1)移籍の理由
長男sayの所属していた少年団は、同じ小学校に通う子供たちだけで構成されるチームでしたが、たまたま志の高いメンバーが揃い、小学3年生までは、市内ではトップクラスに入る強いチームでした。
しかし、地域性として中学受験をする割合が高い地区で、4年生になると受験組は公式戦でさえ参加がままならくなってしまいました。
(チームメンバーの半分以上が受験組)
当然チーム力は徐々に落ちていきます。
それでも、長男sayはチームのことが大好きだったので移籍の二文字は封印をして、チームを引っ張り、なんとかここまで市内の上位争いに入るくらいのレベル感に踏みとどまっていましたが、完全に心が折れる出来事が。
それは、長男sayの親友Nの、突然の移籍でした。
長男sayと親友Nはキャプテン翼の翼君、岬君のような関係性でしたので、かなりのショックだったようです。(親友Nは、全国優勝をしたことのある超強豪クラブチームに移籍)
その出来事をきっかけに、自分も外のチームに行ってもいいんだ、もっと強いチームで自分を試したいという気持ちが明確に生まれたようです。
(2)新チームの特徴
そのような気持ちを察し、「あなたも、もっと強いチームに行きたいなら行ってもいいんだよ」と声をかけたところ、案の定「挑戦したい」との回答が返って来ました。ならばと、一緒に長男sayに適したチームを探すことに。
チーム選びの基準は、県の上位レベルで戦えるチームであること、そして、その中で長男sayが試合に出場できる(将来的に出れるイメージができる)チームであること。その観点で数チームピックアップし、体験会に参加しました。
(具体的には、超強豪チームや所属メンバーが多すぎるところは除外)
最終的に、決めたチームは、隣街の県内でもそこそこ有名なクラブチーム。
県大会出場の常連(同市ではトップ)で、丁寧にパスを繋ぐサッカーを志向するチーム。学年コーチ曰く、長男sayの学年は県大会のベスト8を目標として掲げているとのことでした。
移籍は今後のサッカー人生にも大きな影響を与える重要な判断ですので、練習の体験に加えて、試合の見学も繰り返し、コーチの指導力、チームメンバーとの相性、目指すサッカーとのフィット、TMの多さなどを勘案し、長男sayと相談しここならばと納得した上で、決断しました。
(既に、何試合かTMにも参加していますが、名だたる強豪チームとの試合を組んでくれますし、長男sayもたくさん試合に出れているので現時点では理想的なチームに入ることができたかなと思っています)
(3)最後の挨拶
少年団最後の練習日、チームメンバーの前で挨拶をしました。
「今月から他の強いチームに移籍をする。理由は、本気でプロサッカー選手になるためだ。」
「みんなのことが大好きなのでチームはやめないけど、もう一緒に公式戦には出られない。」
「たまにだけど練習には来れると思うので、これからも仲良くして欲しい。」というようなことを伝えたそうです。
そうすると、チームメンバーの皆んなは、拍手で送り出してくれたとのこと。
涙、涙、、、 いい仲間達に恵まれましたね。
自分で口にした「プロ」との言葉。皆の前で宣言したその言葉の重みを忘れずにこれからの日々を精進してもらいたいと、強く願っております。
【教訓61】
- 移籍は、今後のサッカー人生にも大きな影響を与える重要な判断。練習会の参加はもちろん、試合の見学も重ねて慎重に判断すること
- 移籍の目的、どのような環境、状態を望んでいるのか明確にして、それがどれくらい達成できそうかを検討すると成功確率が上がる。
- スピーチ(人前での宣言)は、自分を追い込み、力に変える手段となる。