子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「楽しくフィジカル強化」長男sayサッカー成長の振り返り59(2023.1〜3)

先の県大会にてベスト4に輝いたチームのレギュラーでエース(1トップ)を任されている長男say(小学5年生)。
 
現在のステータスだけ並べると“非凡な才能を持つプレーヤー” のイメージを浮かべるかも知れませんが、全くそんなことはありません。
身長137cm、28kgのチーム1のちびっ子で、足の速さ(50m走)も下から数えた方が早いくらいの、フィジカル的には、日本中のサッカーをやっている小学5年生の中でも間違いなく下の方の選手です。
 
当然、マッチアップする強豪チームのセンターバックは、チームで最も信頼感のある選手(身体が大きく、パワーがあり、足の速い子)が任されていますので、毎回、苦しい闘いを強いられています。分かりやすい表現をすると「大人と子供の戦い」です。

それでも、これまでフィジカルで負けるならと、それ以外の部分、特に技術とインテリジェンスをとことん磨いて、何とか勝負してきたのですが、それでもフィジカル差を超えれない場合は、悔しい思いをすることになります。
一番悔しい思いをしたのは、昨年12月に行われた市の予選大会でのライバルチームとの敗戦。
    
 (ライバルチームとの悪夢のような敗戦については、 過去の記事をご覧ください)
 ↓     ↓     ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 


これをきっかけに、いよいよフィジカル強化に取り組まないといけないかなとの意識が芽生えました。
 
 
(1)何を強化するか

フィジカル強化と一言で言っても何を強化するのか。
大人であれば、本格的な筋トレを実施しパワーやスピードを上げることが最も効果的ですが、成長期前の子供にやらすべきか。
私の答えは「否」。
 
理由はいくつもあるのですが、端的に言うと、効果が低く続かないと思うから。
筋肉がつくのはテストステロンが大量に分泌されるようになる思春期(第二次性徴期)以降なので、効果が低いこの時期に先取りすることは優先順位が高い項目でない。その時間があるなら、もっとやるべきことが山のようにある。
そして何よりも、地味で辛い筋トレが今の長男sayに続くわけがないとの考えです。
 
それでは何をするか。
我が家の結論は、「コーディネーション能力」「柔軟性」の2点に絞りました。
 
 
(2)コーディネーション能力

コーディネーション能力とは、簡単に表現すると「自分の体を思い通りに動かす力」のこと。
長男sayは、もともと公園遊びで野球、ドッチボール、鬼ごっこなど様々なスポーツに親しんできましたし、ラダートレーニングをしてきたこともあり、得意な分野でもあるのですが、それをもう一段高めてあげようと。
本人が前々からやりたいと言っていた「アクロバット教室」へ入会させてあげました。
 
これまでも「やりたい、やりたい」と言われ続けていたのですが、日々忙しすぎて行かせてあげることが出来なかったのですが、12月末でフットサルチームをやめて余裕ができたことも後押しとなりました。
 
側転・前転・バク転、倒立などのアクロバットは、これまでとは全く違う新しい刺激を体に与えてくれる。
(体操教室が開講するクラスなので、フォーミングアップで、ストレッチ、体幹、縄跳びなども取り入れてくれるのも魅力)
実際に、どこまでフィジカル強化につながっているのか、サッカーに活きているのかは、放っておいても成長する子供なので直接的な効果は分かりにくいですが、間違いなくプラスになっているように感じます。
 
何よりも、忍者に憧れる長男sayにはたまらないみたい。
週1回1時間のクラスなのですが、前日になると「明日のアクロバット楽しみやわ~」と、遠足の前のようにワクワクしてしょうがないみたいです。
 
 
(3)柔軟性の強化

柔軟性。要はストレッチなのですが、これまでやってきた怪我予防や疲労回復を目的とした体のメンテナンスとしてのストレッチではなく、可動域を最大化する「積極的柔軟運動(勝手に命名)」を今回取り入れました。
具体的には「開脚」と「倒立→ブリッジ→直立」 の2つをしなやかにできるようになること。
 
こちらも「いくら大切なことでも、悔しさをバネとした自主的な取り組みでも、子供は楽しくなければ続かない」との思いから“一人でやっておけ”的なアプローチはやめ、パパとどっちが先に出来るようになるか対決として取り組んでいます。
開脚はユーチューブを観ながら親子で取り組んでいますが、凄いものでメンテナンス目的のストレッチをしている時には、いっこうに柔らかくなる感じはなかったのですが、開脚をゴールに取り組んだとたん一気に柔らかくなり、 二人ともある程度「開脚」が出来るようになってきました。目的意識とは本当に大事ですね。
 
一方「倒立→ブリッジ→直立」をゆっくりしなやかに繋げるのは難しい。。。
まずは、倒立、ブリッジを個別にきっちりと出来るようになるところからスタートしている感じですが、感想としては、倒立やブリッジは柔軟性だけでなく「体幹」づくりにもつながるので、とても良い遊びだと思います。
 
40代半ばのおっさん(元アスリート) とプロサッカー選手を目指す11歳(現役アスリート) のどちらが先に出来るようになるか。
結果は楽しみにしておいてください。
 
 
 
さて、今回は、フィジカルに恵まれた子だったら考えることすらない内容だったかも知れません。そんなことをしなくても勝てるから。
一方、恵まれない子は、勝つためにどうしたら勝てるのかを常に考え試行錯誤しなくてはならない。この積み重ねが大きな財産となるのだと思う。
 
私の目からすると、身体が小さい長男sayがプロになれる確率はものすごく低い(限りなく0に近い) と認識している。
ただ、このような積み重ねを続けた先に、成長期でのびっくりするような成長が加わったとすると、面白いことが起きるのではないかと密かに妄想もしている。
 
未来にどんな身体になっているかなんて、分かるはずもない。
だからこそ、今は自分で変えられるものにフォーカスして、来るべき時を待つ
あるかも知れません「晩熟の逆転ストーリー」。

 

 

【教訓77】

・同じことをやっても目的意識が違うと効果は変わる。目的意識は本当に大事。

・倒立やブリッジは柔軟性だけでなく体幹づくりにもつながるので、とても良い遊び。

・素質に恵まれない子は、勝つためにどうしたらよいのかを常に考え試行錯誤しなくてはならない。この積み重ねが大きな財産となる。

・自分ではどうしようもないものは気にしてもしょうがない。自分で変えられるものにフォーカスして、来るべき時を待つ。