子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「いつもポケットにチュールを3」

前回からの続きです。
前回の記事(いつもポケットにチュールを2) は以下をご覧ください。
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(7)名前はクッキー
間一髪のところで殺処分を回避し、退院後、我が家にやってくることになった事故猫。
子供たちは猫が飼えるようになると大喜びで、 早速名前を付けることに。
次女lilyの提案で“クッキー”となった。クッキーのような茶色のチャトラで、先住犬(チワワ)の“ミルクん”と相性バッチリになって欲しいとの思いが込められている。いい名前だ。
 
しかし、一緒に暮らすことになったが、そこはやはり元野良猫。全く懐こうとしない。
近くによると「シャー」と牙と爪を剥き出しにして威嚇してくる。
腰の骨が折れていてお世話が必要なくせに、近寄らせてもくれない。
そのような感じがずっと続くのだから、正直私は可愛くもなんとも無かった。
 
それどころか、糞尿のお掃除の際にゲージから逃げ出したこの猫を捕獲するために抱きかかえようとした際、指に穴があくほど手加減なく噛みつかれたこともあり、疎ましい存在ですらあった。
 
 
(8)本当の家族になる
「野良猫は懐くまで時間がかかる。ただし、愛情をかければ必ず懐く時が来るのであきらめないで。」
そのようなことが、ネットには書かれているが、 1ヶ月ほど家族が愛情を注ごうと何の変化もない。
近づくと変わらず「シャー」と威嚇してくる。
 
この猫は生まれてからずっと野良猫なうえ、人間のせいで事故にあい大怪我を負っているため、 人間への恐怖が尋常でないのだろう。どんなに愛情を注いでも決して人に懐かない。このまま懐かない唯一の例外となるかもとさえ思えた。
 
それでも、2~3ケ月くらいかな。妻が辛抱強く餌を与え、声をかけ続けていくと徐々に変化が見られるようになった。
「シャー」という回数が減ってくる→ チュールを直接あげれるようになる→ 少し触ることが出来る。
 
時同じくして、怪我が癒え少しずつ歩けるようになってきた。
ゲージから出して家じゅうを自由に歩けるようにしてあげると、時より家族にすり寄ってきて「撫でろ」とおねだりするようになる。
しまいには、子供たちに抱っこをされても怒らないまでになった。
 
我々家族に一度心を許すようになると、甘えたモード全開。撫でろ、 餌くれと「みゃーみゃー」うるさいくらい。


猫の肉球を触ったり、ザラザラの舌で舐められたり、スキンシップを図るうちに愛情も湧いてきて、「我が家に来てくれ良かった、我が家の家族になってくれてありがとう」と思えるくらいまでになった。
 
正義感、辛抱強さ、愛情に溢れるママに拾ってもらったこの猫は本当に運が良い奴だ。(事故にあったのは不運なのだが)


それなのに、この後、とんでもない事件がおきる。
 
つづく。