長男sayの小学2年生の冬。有難いことに、所属する少年団の1学年上の3年生チームから、公式試合に帯同しても良いとのお誘いをいただきました。同学年から3人だけの選出だったので、長男sayもとても誇らしげでした。
いわゆる、「飛び級」です。
tokotonpapaとしても、サッカーを始めたばかりの頃、「あれほどダメダメだった子が、よく2年弱でここまではい上がってきたな」と感慨深い思いでした。
(サッカーを始めたばかりの頃の様子は、過去の記事をご覧ください。)
↓ ↓ ↓
■市内リーグ
3年生チームは、その時、市内リーグの2部(5チーム×7リーグで構成)に所属していました。
1部リーグには、全国・県レベルで活躍するチームが複数所属しており、レベルの高いそのリーグに何とか昇格したいというのが目標でした。
そんな大事なリーグ戦に呼んでもらい、緊張感も高まります。
リーグ戦は総当たりの4試合でしたが、どの試合も、公式戦特有のしびれるような雰囲気の中、白熱した試合が繰り広げられました。結果は、3年生のエースが奮闘してくれ、1-0、1-0、3-1、1-0と4連勝を飾り、見事、来年度の1部昇格を決めました。
飛び級組の3人にとっては、1点差の厳しいゲームばかりで、出場自体難しいシチュエーションだったと思いますが、何とかチームの勝利に貢献してくれたと思います。
■長男sayのパフォーマンス
長男sayは同学年でも一際身体が小さいですから、1学年上の試合に入ると、もう笑ってしまうほどです。身体能力で圧倒されることは分かっていますので、その中で何ができるか、見せてくれるか、tokotonpapaの興味はその1点でした。
1試合目は、案の定と言うべきか、1学年上の試合で遠慮してしまい、ボールを持ってもすぐに、はたいてしまう無難なプレー。同学年の試合ならチームの中心という自覚があるのか必死に自分で何とかしようとするところ、この試合は何かお客さま感がある物足りない戦いぶりでした。ここが、飛び級の難しいところなのだと思います。
1試合目終了後、長男sayと話し合いました。
私から伝えたことは、長男sayのせいで、「試合に出れない上級生がいることを忘れないように」ということ。「きっと、悔しい思いをしているよ」と。「その子の分も、必死に戦って、チームに貢献することが、今自分がやるべきことだ」と。
その思いを理解してくれたのか、2試合目は、気迫が伺えるプレーを見せてくれました。身体能力の不足については目を覆いたくなりましたが、それでも、必死に走るからこそ、チャンスボールが来て、1得点。上級生相手に自信となったことでしょう。
やはりサッカーはメンタル面が大切な競技です。
3試合目、4試合目は、慣れもあってか少しずつ良くなってきているようでした。
たった4試合の「飛び級」でしたが、長男sayにとっては、更なる飛躍に向けた大きな経験になったことでしょう。何よりもの収穫は、自信と自覚です。来年も、昇格した1部リーグでの試合に呼んでもらえるよう課題の身体能力を高め、今年以上の活躍してもらいたいところです。
【教訓25】
- 飛び級は、慣れない環境や上級生への遠慮などメンタル面で適用が難しい。
- 試合に出れない子の分も必死に戦ってチームに貢献するという姿勢が気持ちを充実させる。
- 飛び級に選ばれること、そこで結果を出すことで自信、自覚が生まれる。
何かのご参考やご興味をお持ちいただけましたらクリックお願いいたします。
↓ ↓ ↓