充実の夏休みを過ごし得点力をアップさせた長男say(当時小学生2年生)。そして、地道な努力を重ね徐々にチーム力が上がってきた我が少年団チーム。
今回は、我が少年団チームが強豪チームの仲間入りをしていく過程で参戦した、市内のトップチームを決めるカップ戦(市内カップ、9月~11月に開催)を振り返ります。
(長男sayの得点力アップに関しては過去の記事をご覧ください。)
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■予選リーグ(9月)
市内カップは、4チーム毎に分かれた予選リーグを戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進む2ラウンド制の大会でした。
当時、長男sayが所属する少年団チームは、長男sayを含め別のスクールに通っている4人が、主力として引っ張るチームでしたが、タイミングが悪いことに、その大切な予選リーグ初戦の日、長男say以外の主力3人が不参加となってしまいました。
(これは、前もって保護者に重要な試合と十分に伝達しきれなかったコーチ陣の反省すべき点でした。)
特に、我が少年団は、この主力4名以外は、小学校からサッカーを始めたうえ他のスクールにも通っていない子達ばかりのチームでしたので、主力4人とその他のメンバーで実力差が激しく、厳しい戦いになることが予想されました。
(それまでの経験で言うと、主力が3人も抜けるとまず勝てないというのが大方の予想でした。それくらい、低学年時代は、実力差がつきやすい年代です。)
コーチ陣として出来ることは、「主力がいないからこそ他のメンバーがいつも以上に頑張ってプレーをするように」と発破をかけること。そうして試合に送り出しました。
すると、我々もびっくりする展開に。フィールドに送り出されたメンバー皆がいつも以上に奮闘し、粘り強い守備で得点を与えない。長男sayも主力メンバーの代わりに、慣れない守備、ビルドアップも積極的にこなし、ボールを前に進める。そして、これまで抜群の運動能力を持っていたが、ボールコントロールがおぼつかず目立った活躍ができなかったA君が、その才能を一気に開花させ、ゴールを量産(全得点の4得点)する。
その日の対戦相手は、4チームのうち実力の劣る下位2チームで運にも恵まれたこともありましたが、主力抜きで1勝1分の結果は予想以上の成績でした。
また、この日は、主力メンバーがいなくても勝てるという自信と、今では欠かすことができないチームの点取り屋に成長したA君を覚醒させた日として、チームとしてとても大きな日となりました。
そうなると、主力が戻ってきた翌週の残り1試合はイケイケの状態で、これまでは負けることの多かった苦手チームとの対戦でしたが、嘘のような快勝を果たし、予選首位通過を果たすことができました。長男sayも浮き球をキーパー頭上に通すロングシュートを決め勝利に貢献。
対戦相手の監督さんも、まさかの敗戦にびっくりしていたのが印象に残っています。
■決勝トーナメント(11月)
予選リーグを1位で通過し、迎えた決勝トーナメント。
まずは、勝てば翌週の試合に進むことができる決勝トーナメント1回戦。相手は、いつも接戦を演じる近隣小学校のライバル対決。
やはり、この日も一進一退の攻防が続き、何度かビックチャンスがあったものの決めきれずスコアレスドロー。勝負の行方は、PK対決に託されることになりました。
しかしながら、この時、コーチ陣は勝利を確信していました。というのも、我が少年団は、PK戦に絶対的な自信があったのでした。
まだまだキック力の乏しい低学年時代に、我が少年団チームはしっかりと四隅を狙って蹴ることができるキッカー3人が揃っていましたし(8人制サッカーではPK戦は3人)、ゴールキーパーは、お父さんがサッカー先進国でGKを本職としてきたサラブレッドが務めます。
このメンバーであれば余程のことがない限り、負けることはありません。(長男sayは、2番目のキッカーを任されていました。)
案の定、3人ともPKを決め(キーパーも1本止め)、PK戦3-1の勝利。
無事、ベスト8に進出し翌週の試合につなげることができました。
■思わぬ敵
このまま優勝まで突っ走れるのではないかと期待していた最中、思わぬ敵があらわれることになりました。
”ベスト4”をかけた試合を翌日に控えた土曜日の夜、突如、長男sayが高熱にうなされました。症状から一目でインフルエンザと分かるもの。感染源は、同日の午前中に、学校の行事で音楽イベントがあり、体育館に一同が集まったことによるものだと思われます。何日も前から、インフルエンザが流行っていることを聞いていたので、すぐにピンときました。
当然、長男sayは試合不参加です。本人は、泣きながら出たいと訴えてきましたが、他の子に感染させる可能性があるため、自宅待機に。チームメイト数名も同様に感染していました。
長男sayがいなくても、チーム力で準々決勝は勝ち残ったものの、同日に行われた準決勝は、内容としては圧していたものの、最後に1本とられ0-1の敗退となりました。
(たらればですが、長男sayがいれば・・・という思いが浮かばざるを得ません。)
それでも、ベスト4に残ってくれましたので、翌週の3位決定戦に進むことができ、長男sayも、結果を聞いて喜んでいました。翌週は、自分も出場できるだろうと。
それが・・・。
1週間ありましたので、長男sayはすっかり回復していたのですが、同じクラスの子供たちが多数感染してしまったようで学級閉鎖に。学級閉鎖となると、健康な子供も閉鎖期間中は自宅待機のレギュレーションとなるため、長男sayもあえなく出場不可になりました。
(つくづく持っていない子だなぁと思ってしまいました。。。(笑))
■最終結果
それでも、3位決定戦に、我が少年団は圧勝し、最終順位3位という立派な成績を収めてくれました。コーチ陣の一人として携わったtokotonpapaとしては、とてもうれしい結果であります。
結果として残る成績を収めたことにより実感したことは、チームとして「自分たちは強いんだ」という自信・確信を持てたこと、それにより、サッカーがより好きになっていく(のめり込んでいく)メンバー増えていったこと、また、対戦チームから認められ練習試合のオファーがたくさん舞い込んできたことでした。
(地域誌にも、結果を載せてもらい、子供たちは自慢のネタとなったようです。)
この好循環が、より我が少年団を強くさせていってくれるのでした。
我が少年団のその後については、適宜、書いていこうと思いますのでご期待を。
P.S.
コーチ陣の目標としてきた、3年生時点で、市内でトップとなるという目標も、本当に手が届くところまできた感じがあります。
今大会は、クラブチームやサッカースクールが参加しない大会ですが、ゆくゆくは、そのような強豪チームにもジャイアントキリングを起こせるようになり、県大会レベルで戦えるチームになりたいという願望もあります。
楽しみがいっぱいです。
本当に新型コロナが早く収束し、サッカーを普通にすることができる日常に戻って欲しいと願い、本日は終わりにしたいと思います。
【教訓21】
- 主力メンバー(頼る人)がいないと、自分がやらないといけないという自覚が生まれる。
- 重要な大会は、事前に保護者にしっかりと伝達し、スケジュール調整を促すことが必要。
- トーナメント戦を勝ち抜くためには、PK戦対策も重要。
- 大会前は、インフルエンザ予防も含めた体調管理が肝要。
- 結果を残すと、自信につながる。また、自信が更なる飛躍を促す。
- 練習試合のオファーも増えるので、チーム強化の好循環につながる。
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