子供たちの夢を真剣にサポートする父親ブログ

子供たちの夢の実現に向けて、サッカー、英語、バレエ、学業などを真剣にサポートしている父親の記録です。

「本物の楽しさ」長男sayの成長記録91(2024.4)

6月開幕のルーキーリーグに向けて、レギュラー争いが本格化してきた長男sayのジュニアユースチーム。
長男say(中学1年生)も、晩熟のハンディキャップを乗り越えて何とかレギュラーを掴もうと藻掻いている。
道のりは険しいが、先日の練習がレギュラー確保のヒントとなると思ったので、本日はその内容を記録しておきたい。
 
 
(1)本物の楽しさ

先日の練習終わり、長男sayが「今日は最高の練習だった。楽しかった」と嬉しそうに語ってきた。
とにかく、練習に気持ちが入り、自分のプレーの質が抜群に良かったようだ。
 
ボールロストをしない、キレのあるドリブル、体を張ったポストプレー、適切な判断。
仲間から「うまっ」と褒められたようだ。
本人もびっくりするくような出来で、あまりの気持ちよさに興奮せずにはいられない様子だった。
 
別に大切な試合でハットトリックをした訳じゃない。ただの練習日なのに、忘れることが出来ない特別な一日となる。
よく分かる。そんな日ってあるんだよね。
パパも昔むかしアスリートだった時に体験したこともあったし、今でも仕事の中で「今日の俺最高!」と感じることがある。
 
肉体的、精神的には苦しいことをしているんだけど、真剣に取り組んだ先にある充実感。
全力を尽くした者にしか味わえないものだから。
これを実感している時は、間違いなくいい取り組みができているし、実力が上がっている時だから素直に喜べばいい。
 
 
(2)再現性

但し、それを一日だけで終わらせてはもったいない。翌日以降も継続するためにはその要因が何かを理解しておく必要がある。
なので、あえてこんな質問をしてみた。
「なぜ、今日はそんなにプレーの質が良かったんだと思う」と。
 
長男sayは「昨日、Bチーム扱いされたのが悔しかった。だから、自転車で練習に向かう途中、 今日の練習を集中して取り組む。そして、ライバルの〇〇に絶対に負けないと強く意識したんだ」と言った。
すると、その日の練習は、いつも以上に集中力が高くプレーの質が高かった。
「今日は〇〇に負けて無かったと思う」とのことだ。
 
そうだね。意識次第で練習の効果がここまで変わるんだ。
同じ練習を同レベルの取り組み姿勢でこなしているだけであれば、先をいくライバルに一生勝てる訳がない。
中学校、塾、英語と忙しくこれ以上なかなかサッカーに割ける時間が確保できないのであれば、集中力や課題意識といった取り組み姿勢で差をつけないといけない。
 
再現性を高める要因は言語化できている。あとは習慣化していくだけだ。
 
(3)見てる人は見てる
その日の練習最後のミーティングで、コーチが尋ねたらしい。
「本日120%の力で練習に取り組んだと思う人は手を挙げて」と。
そして、長男sayのみが手を挙げたとのこと。
コーチは、「そうだね。長男sayは120% の力で練習に取り組めている」と言ってくれたそうだ。
 
うんうん。ちゃんと見てくれている人はいるからね。アピールのためにやっている訳じゃないけど、結果としてアピールとなっている。
これを続ければ、Aチームに入れるかもね。
 
周りに良い影響を与える選手は貴重だから。そして、将来を見据えて育ててあげようと思ってもらえるもんだから。
 
いい時は、何も言わず見守っておこうと思う。果報は寝て待てだ。

「ジュニアユースレギュラー争い」長男sayの成長記録90(2024.4)

4月からジュニアユースの活動が始まった長男say(中学1年生)。
これまでは選手たちの見極め期間だったのか、 練習試合の出場選手は全員くじ引きで決めていましたが、先週末からいよいよコーチのセレクトが始まったようです。
これにより、チーム内にぐっとレギュラー争いの緊張感が漂うようになった。

今回は、そんなレギュラー争い真っ只中の長男sayの様子を綴っていきたい。

(これまでのジュニアユースの様子は、過去の記事をご覧ください)
   ↓   ↓   ↓
 
(1)Bチームスタート

週末の練習試合の1本目、長男sayはベンチメンバーだった。
2本目に長男sayが出てきたが、出場メンバーの体格が明らかに1本目メンバーよりも小さい。
試合後に知ったが、1本目のメンバーはコーチの指名だったようで、おそらく初期構想のAチーム。
 
長男sayは、身体が小さく、成長速度も遅く、生まれ月も早い。晩熟中の晩熟だ。
フィジカル不足に懸念を持たれてBチーム扱いとなったのだろう。

ここまでの練習試合でチームトップの得点をあげていたし、練習中でも技術・サッカーの上手さをアピールしていたので、もしかしたらAチームに入れるのではと期待していたけど、甘くは無かった。

覚悟はしていたけど、はやり悔しいね~。
 
 
(2)リミッターを外す

試合相手のチームはかなり強度の高いプレーをしていたので、長男sayのフィジカルではかなり苦労すると予見された。
しかし、2本目メンバーの試合が始まると、正直びっくりした。

長男sayの試合に懸ける気持ちがいつもに増して素晴らしく、自分よりも20~30センチ以上も大きな選手とバチバチにやりあっている。そして、案外戦えていた。
 
もともと技術が高い選手なので、フィジカル面で戦えるようであれば輝ける。
惜しくも得点は出来なかったが、シュートもチームで一番打っていたし、いいチャンスメイクもしていた。
本人はボールロストが多かったとまだまだとの自己評価だったが、毎試合見続けているこちらとしては及第点以上の認識。
フィジカル不足をメンタルの力でカバーした形だ。
私の印象としては、Aチームに選ばれなかった悔しさが彼のリミッ ター破壊し、一気に覚醒したように見えた。
 
(3)正当な評価

コーチも何か感じ取ったのだろう。その日の最後のゲームで、長男sayがAチームメンバーにコンバートされていた。
体格だけで決めない。ちゃんと総合力や取り組み姿勢を見てくれるコーチだと言うことが分かった。


まだまだ、レギュラー争いは始まったばかりで、これからの頑張り次第では十分に逆転は可能だということだ。
 
6月からルーキーリーグが開幕されるので、そこが最初の関門。
そこまでにどれだけ上手くなれるか、フィジカルを高めれるか。そして、取り組み姿勢を含めてどれだけアピールできるか。


晩熟というハンディキャップはあるが、どうにもならないレベルではない。
ここを乗り越え良い経験を積んでいければ、体が大きくなった時、とんでもない選手になれるんじゃないかと期待も高まる。
 
頑張れ、長男say。

結果はどうであれ、この努力は将来に活きてくるから。パパは、あなたのマッサージを通して応援していくよ。

「ジュニアユース初合宿」長男sayの成長記録89(2024.4)

週末、長男say(12歳) のジュニアユースチームの初合宿がありました。


合宿中のトレーニングマッチの相手は、J下部や各県の1部リーグで名前を轟かせるチームばかりで、豪華な顔ぶれ。
この時期に、このような強い相手と試合を組んでもらえるっていうのは本当に有難い。自分達の立ち位置がはっきりする。今回は、 合宿を通して見えてきた課題をまとめていきたいと思う。
(ジュニアユースのこれまでの様子は、過去の記事をご覧ください。)
    ↓   ↓   ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
初日は4チームと1試合ずつ対戦し2勝2敗。 長男say個人としては、4試合(内半分出場)で1得点。
二日目は、ほぼ同じチームと対戦し4連敗。長男sayとしても無得点だったようです。
私が感じたチーム課題は、以下の3つ。

タレント力、スタミナ、メンタルです。
 
(1)タレント力
まず、タレント力ですが、長男sayのチームの選手達は、地元では上手いと言われる選手ばかりでしょうが、やはりJ下部や県1部上位クラスの選手と比べると見劣りはする。
身体能力が高く、技術があり、サッカーが上手い子は一部のチームに集まりますからね。
長男sayチームくらいのランクには、基本的に上記の3拍子が高いレベルで揃った選手は来ない。どれか1つか、多くても2つ持っている子だけだ。
 
長男sayのチームで、一番多いタイプは身体能力が高い子。
次に多いタイプは足元の技術はあるが、サッカーの上手さについては伸びしろたっぷりの子。具体的な例で言うと、ドリブルは上手いんだけど認知・判断がもう一歩で周りとつながれていない子を想像してもらえると分かりやすいと思う。
ちなみに、長男sayは技術とサッカーの上手さはあるが身体能力が不足しているタイプなのですが、そういったタイプは結構レアケース。
いずれにせよ、3拍子が高いレベルで揃ったトップクラスのチームの選手達と比べるともの足りなさを感じるのは否めない。
(誤解の無いように再度補足すると、あくまでトップクラスと比べるとという前提で書いています。 実際地元では上手い子達ばかりですので。それだけ、トップクラスのチームの選手は凄いということです)
 
まぁ、体も意識も大きく成長する中学年代であれば、現時点でどれかの要素で高いレベルを持っている子は、本人の努力次第で逆転も可能
だと思うので期待したいところだ。
 
(2)スタミナ
初日と二日目はほぼ同じチームと試合をしているのですが、明らかに二日目は動きが悪かった。
多くの選手が疲れ切った表情で、雰囲気もどんよりしていた。初日は、もっと声が出て出足も鋭かったんだけど。
私の見立ては二日続けて強度の高いパフォーマンスを発揮するだけのスタミナがまだないとの印象。
 
相手も同じ条件じゃないかという見方もあるが、ジュニア時代強豪チームでやってきている選手は、土日連続で数試合こなすことには慣れているからね。
現に長男sayが所属していたジュニアチームは、土日に1日3~ 4試合ぶっ通しでやることがスタンダードだったので、まだ動けていたように思う。
ジュニア時代の環境の差がもろに出たんじゃないかって思ってしまった。
 
帰宅後、長男sayに「2日目、皆の動きが悪く感じたけどなぜ? 」と聞くと、睡眠時間が短かったからとの回答だった。
合宿初日は集合時間が早く(みんな5時台に起床しているはず)、 11時過ぎにようやく消灯。また、翌朝も5時に起床とのことで寝不足は間違い無かったようだ。

いずれにせよ、スタミナ不足と寝不足で動きが重く、一瞬の出遅れの積み重ねが原因でやられたのだと思う。
 
 
(3)メンタル
動きが重かったせいもあるのかも知れないが、強い相手でも絶対に負けない、この試合で1つでも爪痕を残してやる、少しでも上手くなってやると本気で思っている選手がどれだけいたのだろうかと感じた。

一言で言うと、 ハングリーさが足りない。地域柄なのか時代なのか、スマートなある意味いい子が多い気がする。
もっとギラギラした眼光が欲しいね。試合中、 もっと要求できる選手が揃わないと勝てるチームにはならない。


極端かも知れないが、青森山田松木玖生選手、黄金期のヴェルディのラモス、カズ、柱谷のようなメンタリティ。例えが、古いか(笑)
 
早く チームを引っ張っていけるようなキャプテンシーの高い選手が出てきて欲しいと思うと同時に、いつか長男sayにそうなってくれればと感じた。
 
 
さて、合宿中、担当コーチから「このままじゃリーグ戦で勝てない」とのコメントがあったようだ。
今回の合宿で、間違いなくチームに内に危機感が浸透したはずだ。さぁ、誰が今後チームを引っ張っていくのかな。

その選手がキャプテンになっていくだろう。

このチームがどのように成長していくのか楽しみでしょうがない。

「ジュニアユース初得点」長男sayの成長記録88(2024.4)

4月から長男say(新中1)のジュニアユースの活動が本格化し、早速、紅白戦・対外試合が始まりました。
本日は、試合内容や結果から見えてきたチームの印象や、長男sayの奮闘を綴っておきたい。
(ジュニアユースのプレ活動の様子は、過去の資料をご覧ください)
    ↓   ↓   ↓   ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 


 
(1)ジュニアユース初得点
4月最初の土曜日、翌日のトレーニングマッチに向けて、チーム内で新1年生と新2年生による紅白戦が実施されました。
初めて新1年生全員が揃っているところを見たのですが、案の定、 長男sayが一番のチビ。。
同級生たちは思っていたよりも大きな子が多く、170cm前後の子がゴロゴロいました。
味方としては頼もしく感じる一方で、レギュラー争いは苦戦するだろうなと想像せずにはいられませんでした。
 
紅白戦の試合結果は、長男sayは新1年生の中でも1番のチビですので、一学年上との試合となるとまさに大人と子供の戦い。
体の大きさからくるスピードとインテンシティの差に苦しめられていました。
 
チームとしても予想通りの全敗。それでも、防戦一方の1年生もワンチャンスをものにして一矢報いることができた。
ごっつぁんゴール」でしたが長男sayがゴールゲット。
新チームとして初の得点(唯一の得点)だったので、名前を憶えてもらえる程度のアピールにはなったかな。
プレイ内容はさておき、得点という結果は出したね。まずは、ジュニアユースでの初得点おめでとう。
 
 
(2)初の対外試合
そして翌日の日曜日、4チームによるトレーニングマッチが開催されました。
対戦相手のレベルは、ルーキーリーグで言うと県1部相当が2チーム、県2部が1チーム。
結果としては、県1部の上位チームには敗退したが、県1部中位チームと県2部のチームには勝利した。
 
長男say個人としては、3試合(内半分の出場)で3得点。
前日の紅白戦に続き、対外試合でもチーム初得点を長男sayがゲットしたので、つくづく持っているなと感心してしまった。
頭で2点、逆足で1点とチーム全得点の半分くらいを叩きだし、この日も良いアピールが出来たと思う。
長男say曰く、ゴールが大人サイズとなり的が大きくなったので、ジュニアの時以上に得点を取りやすくなったとのこと。頼もしい言葉だ。
 
チームメンバーは、「なんでこんなチビがこれほど活躍できるんだ?」 とビックリしているじゃないかと思う。
パッと見では、長男sayの良さは分からないだろうから。小さくてスピードもない。1対1などでの個人能力では現れてこない、ゲームの中での上手さや得点感覚が彼の良さだから。
 
長男sayよ。
あなたは、結果を積み重ねながらチームメンバーやコーチに特徴を理解してもらうことが特に必要な選手だと思うんだけど、この日はそういった面では最高のアピールができたね。この調子で頑張って自分のポジションを確立して行ってください。
 
(3)チームの印象
長男sayのチームは、紅白戦・対外試合ともに出場メンバーは完全くじ引きで、ポジションや作戦は選手間で決める方式をとっていた。コーチは試合中に指示さえ出さない。
チームの立ち上げ期なので、先入観なく見守り個々の選手の実力や特徴を見極めているのだと思う。
子供達に任せておけば、自然と序列やポジションが決まっていくということだろう。

大人がそこに入るとそれが歪むからね。
正しいやり方のように思えた。
 
その先をどう仕上げていくかはコーチの腕の見せ所。今後、どのようにチームが成長していくか楽しみにしておきたいと思っている。
 
 
なお、チームメンバーのレベル感は、試合結果から判断すると所属リーグ相応の選手が集まっているということだろう。
パパの印象としては、J下部や一部の超強豪チームに集まるスーパ ー君はいなかったが、県1部リーグでは十分戦っていける実力があり、この3年間でジュニア時代には手が届かなかった世代トップに追いついてやると野心を持った選手達が揃っていると感じた。

そして、あなたの今の実力、体格でもレギュラー争いは十分可能とも思った。


いい環境じゃないか。
 
ここで1番になれば、あなたが目指すものに近づけると思うよ。頑張れ長男say!

「夢を追いかけてサッカーを続ける君へ②」長男sayの成長記録87(2024.3)

前回からの続きです。

(夢を追いかけてサッカーを続ける君へ①は、以下の記事をご覧下さい。)

   ↓       ↓        ↓       ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 

(5)世界で一番の人気スポーツ
世界で一番人気のある(ファンが多い)スポーツはサッカーだ。
メディアでの取り上げられ方や報酬は桁違いで、 男の子なら誰もが一度は憧れるんじゃないかな。その分ライバルが多いということ。
 
世界で一番難しいスポーツで、世界で一番競争率の高いスポーツ。
あなたはそんなスポーツのテッペンを目指そうとしている。もしかしたら、最も叶えることが困難な夢なのかも知れない。
とてつもないことに挑もうとしていることは伝わったかな。
 

(6)贈る言葉
別にパパはあたなをビビらそうとしてこんな話をしている訳じゃない。
伝えたいことは、実現することは極めて困難な夢だけど、世界で一番難しいスポーツだからこそ可能性があるということ。
体がデカい、足が早いなどのもって生まれた才能だけで決まる訳じゃない。
伸ばすべき能力は山のようにある。技術(止める、蹴る、運ぶ・・ ・)、運動能力(スプリント、アジリティ、スタミナ・・・)、視野、判断、頭の良さ、メンタル、アイデア、戦術、分析、駆け引き、人間性、コミュニケーション能力、語学力・・・。
高めていくべき領域があればあるほど、努力する力がある人間が有利になる。

1つの才能で勝てなくても、他の能力で補うことが出来れば勝てる可能性があるからね。
 
あなたは努力が出来る力がある。
だから、あなたがトッププロになると大口を叩いてもパパは出来ないことはないと思ってしまう。

 
「あなたの努力できる力があれば、とてつもないことを成し遂げられる。」
この言葉を、これからも夢を追いかけてサッカーを続ける君へ贈ります。

ジュニアユースでも頑張って下さい。

「夢を追いかけてサッカーを続ける君へ①」長男sayの成長記録86(2024.3)

長男sayへ。ジュニアサッカーチームの卒団おめでとう。
 

あなたがサッカーを始めたばかりの頃を今でも鮮明に覚えているんだけど、あれからもう6年。
何にもできなかった“はなたれ坊主”だったのに、もうこっちが本気でやっても勝てるかどうか分からないほどに成長しやがって。
6年という月日は短いようで、取り組み次第ではとてつもない変化を遂げることが出来る期間なんだね。
あなたに教えてもらったよ。
(長男sayがサッカーを始めた頃からこれまでの成長記録は、過去のブログをご覧ください)
   ↓   ↓   ↓   ↓

tokotonpapa.hatenablog.com

 


さて、本日は、これからも本気でプロサッカー選手を目指しジュニアユースへ進むあなたに、お祝いの気持ちを込めてあなたが進もうとしている道はどのようなものか、パパなりの考えをお伝えしておきたいと思う。
 

(1)世界で一番難しいスポーツ

まず、サッカーは、世界中に存在するスポーツの中で最も難しいものの1つだとパパは思っている。
理由は、サッカーの以下の特性からだ。

①不器用な足でボールを扱う  ⇔バスケ、バレー、ラクビーなど

②コンタクトスポーツ(高次元の総合運動能力が不可欠) ⇔卓球、テニス、マラソンなど

③プレーが連続する  ⇔ゴルフ、野球、アメフトなど

④直接的な対戦相手がいる  ⇔体操、フィギアスケート、空手の型など

団体競技  ⇔水泳、陸上、柔道など 


(2)不器用な足でボールを扱う

同じ球技でもバスケ、バレー、ラグビーなど、 ほとんどの球技は手でボール扱うのだが、 サッカーは器用な手は使えず不器用な足を使うスポーツ。 当たり前のことなんだけどこれは結構見落としがちなことで、試合中ほぼ自分の思った通りにボールコントロールできるようになるということは、実は曲芸を身に着けるようなもの。
だからほとんどの人が、ただ思った通りにボールを扱うというレベルでさえ、5年、10年かけようとたどりつけない。
パパから言わせれば、プロのサッカー選手はみんな、サーカスのパフォーマーみたいなものだと思っている。
まず、サッカーは技術の習得という面で、圧倒的に難易度の高いスポーツである。
 
(3)コンタクト競技(高次元の総合運動能力が不可欠)

そのうえ、人気スポーツゆえ、運動能力の高い子供達がこぞってサッカーに集まってくる。
プロレベルでみれば、陸上選手なみのスピード、ラクビー選手なみのパワーとスタミナ、 バスケット選手なみの跳躍力など、あらゆる運動能力が専門競技のトップレベルなみに高い次元で兼ね備えた選手ばかりだ。
また、コンタクトスポーツなので、格闘技の要素もある。
特に、近年の海外サッカーはフィジカルモンスターばかりの集まりとなっており、この傾向はより強くなっていくことだろう。
運動能力の面でも、あらゆるスポーツの中で最も高い総合力が求められるスポーツの1つである。
 
(4)プレーが連続する、直接的な対戦相手がいる、団体競技

サッカーは“カオス(混沌、無秩序、大混乱)” だと言われることがある。
フィールド上に敵味方合わせて22名が45分間途切れることなくボールを奪い合う様はまさにカオス。
また、野球、ゴルフ、アメフトとは違い1プレーごとに止まらないため、瞬時、連続の状況判断がサッカーには必要。
サッカーの難しさの本質はここにある。
ボールフォルダーは、四方八方から砲撃を受ける戦士みたいなもので、刻一刻と変わる戦況を正しく瞬時に判断し続けなければ生き延びることが出来ない。
必要な情報を収集する能力「認知」、瞬時連続して情報を処理する能力「判断」が極めて重要なのだが、「実行」に必要な技術・運動能力に連動・依存するため、特にその習得をより難しくする。
 
また、強い対戦相手であれば、自分の力をほとんど発揮できないこともあるよね。
個人競技みたいに自分のパフォーマンスだけに集中すれば良い訳ではない。相手との関係性の中で、如何に自分の力を発揮するかという観点で、駆け引き・騙しあいも必要だろう。

団体競技ゆえに、味方とのコンビネーションの積み上げも必要だし、団体の中で自分のポジションを確立する協調性やコミュニケーション能力も不可欠。
パパが、サッカーが世界で一番難しいスポーツだっていうのも、あながち間違いでないって思うでしょ。
 
余談だが、最近パパはサッカーが上手いとは、身に着けた技術・運動能力を武器に、カオスを上手く対処・コントロールできることだと認識するようになっている。あなたが今、同世代と比べて優れている点はまさにここだが、これからもその長所を伸ばしていってください。そのためには、良い判断は身に着けた技術・運動能力の範囲内でしか出来ないことから、常に技術・運動能力を高め続けていくという意識を忘れないように。
まぁ、言うまでも無いね。

 

次回に続く

「ジュニアラストマッチ」長男sayの成長記録85(2024.3)

今回は、長男say(12歳) が所属するサッカーチームのラストマッチをテーマに綴っていきたい。
 
ジュニアラストマッチは、約30チームが2日間にわたって熱戦を繰り広げるカップ戦でした 。
我が家から2つ県を跨いだ山奥での開催、それも合宿の一貫となるので「さすがにこの試合は見れないな」と当初は思っていたんですけどね。。。
このチームでのラストマッチだと思うと、居ても立っても居られなくなり、行っちゃいました。片道2時間かけて。
 
すると、チームメンバーの保護者がずらり。
私だけでなく他の保護者の皆さまもこのチームへの愛が止まらないんですね(笑)
 
 
さて、カップ戦の結果はと言うと、片道2時間かけて行った甲斐がありました。
ヒリヒリハラハラする試合を制し、見事優勝。
トップクラスのチームばかりが集まった大会ではなかったですが、県1部リーグ所属チームなどの強豪も破っての優勝なので大したもんです。
 
2月3月と4つのカップ戦に参加したのですが、優勝3回、3位が1回という結果なので“見事”としか言いようがない。
長男sayのチームは、ボールを丁寧につなぎながらチームで共有したいくつかのアイデアを状況に応じて使い分け崩していくスタイルなので、時間をかければかけるほど精度が上がりチーム力が向上していく感じ。
6年生卒業間近となってチームのピークを迎えている。今は、どんな強豪チームが来ても互角以上の戦いが出来る気がする。
 
攻撃は本当に見ていて面白い。
長男sayへの縦パスがスイッチとなり、そのボールをどう処理するかで攻撃がきまる。
センターハーフの選手は落としのパスに備え、サイドの選手はそのパスがダイレクトでディフェンスの裏に展開されることを予想し走り込む。1本のパスの方向や強さ、相手の状況を見て関係者が連動して動いていく様は、小学生年代でここまで出来るようになるんだと驚いてしまう。
フォーメーションも、相手の布陣や個人能力を見て、試合中に使い分けるんですよね。
「今の日本代表でもやってないよ」と、ここまで子供たちに仕込んでいくコーチの力量の凄さを改めて実感する。
 
そして、何よりも6年生11名全員の仲が良い。
試合終了後、誰もメンバーと離れたがらない。「もっと、このチームでやりたいよ」と思っているんだろうね。
すぐに別れがくることが分かっていて、限られた時間を最大限楽しんでいる。
 
パパたち保護者も同じ気持ちだけどね。
優勝の嬉しさ晴れやかさと同時に、もうこの子たちのサッカーは見れなくなるんだと考えると寂しくてしょうがない。
 
こんな気持ちにさせてくれるチームって最高だよな。本当にあなたは恵まれているよ、長男say。
あなたが歩んでいるこの道は、決して間違いではなかったと思わせてくれるラストマッチでした。